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3.コンテナの海上輪送の実現可能性について

1)海上輪送の方式
コンテナの海上輪送の形態としては、「トレーラー十シャーシとドライバーを積載する方式」、「シャーシのみ積載する方式(ヘッドレス)」、「コンテナのみ積載する方式」にわかれる。また、使用する船型は「フェリー」、「RoRo船」、「内航コンテナ船」、「はしけ」にわかれる。海上輸送プランは、これらの方式と船型を組み合わせることによっていくつかの方式が考えられる。

図6−3 大阪港〜神戸港間の海上輸送プランの構成要素

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コンテナの海上輪送の方式として導入可能な方式は、図6−3の利用形態と船型の組合せにより7種類が考えられる。
<海上輪送の方式>
A.フェリーによるトレーラー十シャーシ輸送
B.フェリーによるシャーシ輸送(ヘッドレス輸送)
C.RoRo船によるトレーラー十シャーシ輸送
D.RoRo船によるシャーシ輸送(ヘッドレス輸送)
E.内航コンテナ船によるコンテナ輸送
F.はしけによるシャーシ輸送(ヘッドレス輸送)
G.はしけによるコンテナ輸送
上記方式のうち、RoRo船による方式(CとD)は輸送形態上はフェリーと同じであるため、フェリー利用と同じと見なすと方式候補案としてはフェリー利用(A,B)、内航コンテナ船利用(E)、はしけ利用(F,G)の5種類となる。これら5種類の方式の概要は以下のとおりである。

 

 

 

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