日本財団 図書館


 

2.海上・河川へのシフトが考えられる輸送区間

現在、外貿コンテナの輸送において図6−1に示した問題点がもっとも目立つ輸送区間は、大阪港と神戸港の間である。この区間は大阪府と兵庫県間のすべての貨物流動が集中するだけでなく、大阪港及び神戸港に揚積される外貿コンテナの多くが流動する。そのため、高規格道路の整備は進んでいるものの車両の通行量が多いために、日常的に渋滞が発生している。さらに、海と山に挟まれた狭い地域に自動車通行量の多い幹線道路が集中しているため、沿道地域への騒音・排ガスなどの自動車公害の発生もまた多く、沿道の住民への影響も大きい。
これらの観点から、外貿コンテナ海上輪送促進のための検討区間を、「大阪港と神戸港の問」とする。

表6−2 大阪港〜神戸港間の外貿コンテナ輸送上の問題点

(海上へのシフトの検討対象とする根拠)

094-1.gif

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION