3.港湾発着外貿コンテナの国内輪送における問題点
1)コンテナの陸上輪送における問題点
?コンテナ輸送車両に対する規制
道路を通行できる車両に対しては法律等によって一定の規制が設けられている。コンテナ輸送車両は、40フィートコンテナ積載では車長が16.5mと長く、車両総重量も20トンを越えることが多いため、犬型貨物車として規制の対象となる。下表は、道路を通行する車両と重量についての規制である。車両総重量は20トン以下とされているが、コンテナ輸送用のセミ・トレーラーについては例外規程が設けられている。
表3−8 車両及び積載貨物についての規制
近年は、外貿コンテナの中に「背高コンテナ(コンテナの高さ2.95mであり、積載時の車両の高さは4mを越える)」も出現しているが、従来の規制に従うとわが国の道路は通行できない。しかし、日米構造協議により、事前に認定された道路に限り、背高コンテナ輸送車両の通行は許可されている。
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