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(2)将来動向
通勤混雑については、社会経済環境の変化(ソフト化、サービス化、情報化など)によるフレックスタイム制、サテライトオフィス、在宅勤務制などの多様な勤務形態への移行や、国際化、少子化、高齢者・女性の就労増加などの要因と相まって、ピーク時間帯への集中は徐々に緩和される方向にあると考えられる。
また、大阪都心部においては、JR東西線の開通や地下鉄長堀・鶴見緑地線の延伸など都市部のネットワークの充実によって地下鉄御堂筋線への集中は、若干、減少することが期待される。
しかしながら、既に私鉄と地下鉄堺筋線の相互直通運転によって、地下鉄御堂筋線への代替ルートが形成されている阪急京都線(高槻市〜茨木市)から本町までの利用形態をみてもわかるように、容易には御堂筋線の分散が十分に図れていないなどの課題が残されている。

 

 

 

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