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(5)BOLER0システムの稼働予定
現在の目標は、BOLER0システムが、1996年末までに、平均的な輸出入業者の貿易取引業務の80%を処理することである。
完全なBOLER0商業サービスのテストの開始は、1996年の半ばに予定されており、着しそれが成功すれば、システムは、1997年の初めに、完全に稼働する予定である。
4.EDlBOL
(1)EDIBOLの目的
EC委員会から資金提供を受けて始められたこの研究では、電子的環境のもとで行われる船荷証券の譲渡に関連する法的問題を検証し、EDIの進展に伴う法的障害を除去するためにどのような形態の解決策を適用すべきかについて考察を行った。
(2)EDIBOLでの検証
EDIBOLプロジェクトでは、電子的にビジネスを行うための環境をどのように創設するのかという実例として、数多くのOpen−ediモデルが開発された。
そして、これらのモデルでは、スマート・カード又はディジタル書証を使用する中央登録機関又は地方登録機関の潜在的な役割に焦点が当てられている。これらの基本的な機能要件やこれらのモデルにより提示されているセキュリティの可能なレベルについては、注意深く検証が行われた。
(注)中央登録機関又は地方登録機関の役割
流通性書類問題を検討しているJRT(合同ラポーター会議)では、中央登録機関又は地方登録機関の役割検討のために、次のようなチャートが資料として提示されている。
《中央登録機関の役割》

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