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パネリスト紹介

田中 淳 氏


《発言要旨》

『緊急時における難聴者の惰報保障について』

阪神・淡路大震災は、様々なハンディを持った人たちに配慮した災害対策の必要性を広く認識させた。実際、災害対策の見直しを行っている行政も多い。

しかし、災害直後の緊急避難の援護に中心がおかれており、情報保障という面では具体化しているとは思われない。災害情報の伝達が、すべて音声による放送に頼っており、聴覚障害者にとって入手しにくい状況にあることを考えると問題は大きい。とりわけ、津波警報や避難命令など生死を分ける情報では重要性は高い。また、避難所の運営においても多様な問題が指摘されている。

その解決は、最終的には“人”の問題となる。そのために、第1に災害時にどのような問題があったのか、そして現在もあるのかを広く伝える必要がある。第2に、日常から行政、地域、団体の中に人的ネットワークを形成していく必要がある。


【略歴】

1954年 東京都生まれ

1981年 東京大学大学院社会学研究科修士(社会心理)

1981年 (株)未来工学研究所入所し防災及び情報化社会について研究日本海中部地震、メキシコ地震、三宅島、伊豆大島、ハリーケンアンドリユー、世田谷ケーブル火災事故等のフィールド調査や警戒宣言等の影響について調査研究

1990年 群馬大学教養学部講師

1992年 文教大学情報学部助教授

【寄稿】

『ハリーケンアンドリュー被害調査』JR東日本

『阪神・淡路大震災と身体障害者』消防科学と情報1995春季号

『阪神・淡路大震災と災害弱者』東京大学情報研究所「災害と情報」研究会





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