年末年始の輸送等に関する

安全総点検実施要綱

運輸省 平成8年11月7日

 

☆目的
輪送等の繁忙期に当たる年末年始において、陸・海・空にわたる全交通機関およびホテル・旅館の総点検を実施し、輸送および宿泊者の安全を確保するために万全を期することを目的とする。
☆期間
期間は平成八年十二月十日(火)から平成九年一月十日(金)までとする。
☆点検事項(抜粋)
〈海上輸送〉
1、 船舶の点検整備状況(救命設備消防設備等の点検整備を含む)
2、 航路標識等の点検整備状況
3、 交通法規の遵守、見張りの徹底安全な速力での航行等安全運航の確保状況
4、 転落防止措置、荷崩等防止措置。火気取扱、カーフェリーにおける車両区域立ち入り制限措置等船内の安全確保状況
5、 荷役、操船業務等作業中の安全確保状況
6、 乗組基準の遵守、過労運航の防止、旅客定員の遵守、乗客名簿の作成、満載喫水線の遵守、荷役作業基準の確認、危険物の取扱方法の確認等適切な運航管理の実施状況(遊漁船、瀬渡し船の運航管理含む)
7、 気象・海象情報の把握、運航中止基準の遵守等荒天対策の実施状況
8、 事故災害等発生時における連絡通報体制、乗客の避難誘導体制等の整備状況
9、 不審物等の発見のための船内点検等の実施状況
〈ターミナル〉(港湾、訳、自動車ターミナル、空港)
1、 施設の点検整備状況
2、 施設の建設工事中等における安全確保のために必要な措置の実施状況
3、 事故災害等発生時における連絡通報体制、利用客の避難誘導体制等の整備状況
4、 不審物等発見のための施設の巡回等の状況
☆実施要領
1、 本省各部局においては、実施要綱に基づき実施計画を定めて地方支分部局に対し、総点検の実施方法等を指示するほか、各関係事業者団体等に対し総点検の指導を行うものと
する。
2、 地方支分部局は、実施計画に基づき各地方の実績を勘案し実施細目を定め、関係事業者に対し点検方法等を指示するとともに、その実施状況を点検し、それからの報告徴収を行い、併せて自ら管理する安全に関する業務の実施状況および施設について総点検を実施するものとする。
3、 関係事業者は、総点検の実施については、現場機関のみに任せることなく、総点検最高責任者を選任し、事前に十分な計画を定めてこれを実施するものとする。
4、 総点検は、関係行政機関等との密接な連絡のもとに、その協力を得て実施するものとする。
5、 「年末年始の輸送等に関する安全総点検」について全国的に啓発活動を実施するため、年末封切りの映画とタイアップしてポスターの掲示等を展開する。
☆報告
=省略=

 

 

 

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