香川地区海上安全巡回講習会 小豆島と豊島で開く

 

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本協会と海上保安協会香川支部は、香川地区の今年度海上安全巡回講習会を四カ所で行うことし、そのうちの二カ所を九月九日小豆うちのみて島の内海地区福田港と九月十日豊島の豊島地区家浦港で開いた。
内海地区では、内海町漁業協同組合福田支所の集会所に漁業者三十二人が参加、同漁協の高木謙一参事の挨拶で始まった。また豊島地区では、家浦漁業協同組合の集会所に漁業者三十人が参加、同漁協の難波勇組合長の挨拶で始まった。

 

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講演者は、地元高松海上保安部の岡正博航行安全課長と担当官、第六管区海上保安本部の小山水路部監理課専門官があたり、それぞれが、海上安全に関するテーマを分かりやすく講演した。
特に岡航行安全課長は、高松管内の海難事故例を紹介のうえ「見張りの重要性」を強調した。また松内航行安全課海務係長が、小型船用の救命衣の備え付けと着用について説得力のある話をした。さらに小山水路部監理課専門官の旧暦の簡単な算出方法では、単純な足し算掛け算なのに、漁師は数字には弱いとの声があがり、笑いに包まれた。
意見としては、両地区ともプレジャーボートの無謀ぶりを指摘するものに集中した。
全体としては、両地区の参加者に居眠りをする人もなく、大変熱心に受講したのが印象的だった。
講演のあとに映写されたスライド「確かめる心が防ぐ海の事故」を教訓に、お互いの安全操業を誓い合って終了した。

 

 

 

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