平成八年度 全国海難防止強調運動の実施結果

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平成八年度全国海難防止強調運動は、日本財団の補助金を受け、海上保安庁、(社)日本海難防止協会および(財)海上保安協会の主催によって、七月十六日から三十一日までの十六日間にわたって行いました。全国海難防止強調運動は、これまで毎年九月下旬に実施していましたが、国民の祝日「海の日」の発足を機に、本年度から実施時期を国民が海洋レジャーに親しむ夏季に変更しました。
この運動は、私たちの大切な家族や財産を奪い、人々に深い悲しみを与える海難を防止するため、船舶乗組員はもとより、船舶所有者、漁業関係者、乗組員の家族、海洋レジャー関係者、さらにはこれから海洋レジャーを楽しもうとする人も含め、広く国民の海難防止についての関心を高めるとともに理解を深め、海難防止思想の普及と高揚を図ることを目的として「海難ゼロヘの願い」をスローガンに年一回、官民の関係者が一体となって全国的に展開しているものです。
特にこのうち本年度は、小樽、八戸、鹿島、四日市、小松島、広島、門司、敦賀、新潟、細島および沖縄本島の十一地区の活動については、日本財団の全面的なご支援を頂きました。
実施結果
今年度は、不十分な見張り、不適切な操船などによる乗り揚げ、衝突等の安全意識の欠如に起因する海難を未然に防止するため「安全意識の高揚」を重点事項として、ポスター、パンフレット等による広報活動を行ったほか、次の活動を通じて海難防止を訴え、全国各地において運動を展開しました。
*各種行事(一九五回実施、五〇、八一三人参加)
@プレジャーボート、遊漁船、漁船、官公庁所属船などさまざまな船が参加した海上パレードを実施するとともに、一般の方々に一

 

 

 

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