平成八年度通常総会開く

(社)日本海難防止協会は、平成八年度通常総会を五月二十四日午前、東京・平河町の海運ビルで開き、平成七年度事業報告と同決算報告、平成八年度事業計画案と同収支予算案および役員の選任等の八議案を審議し、それぞれ提案どおり議決して閉会した。
総会は定刻の午前十一時、事務局(秋山総務部長一の開会の言葉で幕を開けた。次に秋山部長は、会議の構成員の出席状況「正会員総数五十六人のうち、本人出席二十二人、委任状出席三十四人」を報告して、総会の成立を宣した。

 

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まず寺井会長が開会のあいさつ(一ページに掲載)を行い、続いて寺井会長は、昨年度中に変更のあった理事について「池尻文二、筒居博司、蛭田健三、松多昭三、三隅田良吉、山下俊孝の六氏から辞任の申し出があった。定款の定めにより理事会を開き後任の選出を行い、日高寛治、奥西勝、秋元良一、荒木嚢、徳田迪夫、中之薗育夫氏がそれぞれ理事に就任された」と報告し承認を求め、了承を得た。
議長を選任して議事を進める
次に議長の選任に入り、(社)日本船主協会の増田信雄理事長を議長に選出して議事を進めた。
増田議長の就任のあいさつに続いて、総会の議事録署名人に(財)日本水路協会の藤野涼一専務理事と、(社)全日本船舶職員協会の中澤次男専務理事を指名した。
このあと、奥西理事長が事業に対する当協会の基本的な考え方を述べ、事業の展開を図るため積極的に努力するので、関係各位の理解と支援を願うとあいさつし、議案の審議に入った。
第一号議案「平成七年度事業報告」と第二号議案「平成七年度決算報告」は、関連があるので一括審議することにし、西山専務理事から、配布資料に基づき平成七年度に実施した各種事業および収支決算等について詳細な説明があった。次いで監事を代表して松崎監事((財)海上保安協会)が両議案にかかわる監査結果について「適法正確に処理されている」と報告した。このあと両議案を報告とおり議決した。
第三号議案「平成八年度事業計画」、第四号議案「平成八年度収支予算」および第五号議案「シンガポール連絡事務所開設の承認」の三議案も相互関連があるので一括審議することにし、西山専務理事が、八年度の補助事業・国際活動基金事業・助成事業の内容、収支予算およびシンガポール連絡事務所開設について説明した。
さらに専務理事は「この三議案については、前年度と同様に年度中途において、事業の追加等による事業量または予算額等の変更が予想されるので、その場合には従前同様、その処理を会長に一任願って、その都度処理を行い、次期総会で了承いただくことを承認賜りたい。また例年九月末に、日本財団および日本海事財団等に対して行う次年度の助成金と補助金の交付申請については、本来なら総会の議決が必要であるが、理事会に委任願いたい」と付言した。
以上の説明のあと、三議案を提案どおり全員一致で議決した。
第六号議案は「組織規程等の一部改正」で、専務理事がシンガポール連絡事務所開設にあたり、組織規程および職員就業規則の一部改正を行いたいと述べ、議長が承

 

 

 

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