「六曜」について

第六管区海上保安本部「海の相談室」

カレンダーの中に大安とか仏減とか書いてあるのを見かけます。これは、六曜と呼ばれるものです。(表1)
六曜は、最初に先勝、以下友引、先負、仏滅、大安、最後に赤口といった順番で繰り返される六日間の周期を持っています。この六曜は、旧暦と深く結びついています。つまり旧暦がわかると六曜もわかる訳です。それでは、旧暦の月日に六曜をどのように配置しているのかその仕組みを説明しましょう。
六曜の月への配置
先ず、旧暦の各月第一日目に、六曜の一番目から順番に割り当てていきます。つまり、一月一日は先勝、二月一日友引というように。六種類ですから七月一日からは、最初に戻って先勝から順に割り当てられます。(表2)
ただし、旧暦には閏月がある時があります。そのような場合は、六曜は前の月と同じにします。ちなみに、一九九五年には閏月があり、新暦の九月二十五日から始まる月(旧暦)が閏月八月です。(表3)
六曜の日への配置次に、各月の二日目以降の六曜は、その月の第一日目に割り当てられた六曜の次の順番から順に配置していきます。つまり、六月一日は赤口ですから、六月二日は先勝になります。以下友引、先負と順番に配置していき月末の六月三十日は大安になります。次の七月一日の六曜は、すでに先勝が配置されていますので、旧暦の月が変わると六曜の順番がスキップします。
以上のように、旧暦の六曜の配置は、単純な規則に基づいています。表3に一九九五年の旧暦各月一日に対応する新暦の月日を掲げていますので、この表を参考に六曜入りカレンダーを作成することが出来ます。
最後に、もともと旧暦で必要だった季節感を端的な言葉で表現した「二十四節気」を表4に掲げます。

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