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図1−7 台湾の人口ピラミッドの変容(1961〜2036年)

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資料:行政院経済建設委員会人力発展処、1996
ち2010年と2036年の人口構造をピラミッドで表わすと図1−7のようになる。
1995年から2036年の間に、総人口が2,130万から2,590万人に増える。そのうち、年少人口は少し減少し、生産年齢人口は1,460万から1,585万人に増加する。しかし、増加が最も激しいのは65歳以上の高齢人口で、160万から560余万に激増する。老年人口の占める割合も、現在の7.6%から21.6%に上昇し、現在の欧州諸国人口よりも厳しい高齢化を示すようになる。現在は、約10人の生産年齢人口が1人の高齢人口を扶養する割合であるが、2036年には3人の生産年齢人口が1人の高齢者を扶養する割合になり、負担の厳しさが思いやられる。将来如何にして、この急速な高齢化の問題を克服するかが大きな課題となる。

5.むすび

台湾の人口は、20世紀において大きな変化をもたらした。総人口数が300万人から約7倍の2,100万人に増加し、人口密度も大幅に上昇し

 

 

 

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