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4.2.2 属性の地図表示機能

 

属性の地図表示機能は、システムメニューにおいて“属性の地図表示”で囲まれた凡例種類選択と凡例レベル変更の2つの機能でおこなわれる。属性の地図表示は、基本地図ウインドウに表示属性の決定と表示、および属性の階級の変更をおこなうところである。
機能の説明の前に、基本地図を表示するジオスターの表示構造について解説する。ポリゴンデータは、属性を表す面の情報と境界を表す線の情報から構成されており、ジオスターにおいても線と面は別々に表示されている。
基本地図の表示は、面情報を管理するポリゴンレイーヤと、境界などの線情報を管理するアークレイヤーの2つのコマンドでおこなわれる。これらはジオスターのメニュー/表示(View)/ポリゴンレイヤーまたはアークレイヤーで操作が可能である。ポリゴンレイヤー設定ウインドウは図4−8、アークレイヤー設定ウインドウは図4−9の通りである。両者を比べてわかるように、行政界と地形分類、2次ポリゴンはポリゴンとアークに分けられて表示されていることがわかる。
ポリゴンの面情報を表示するのはポリゴンレイヤーである、ここでは行政区分・地形分類、地盤種類、2次の4つのポリゴンの表示のオン・オフを管理しており、オンにしたポリゴンは表示され、オフにしたポリゴンは表示されない。例えば地形分類図を表示するときには地形分類ポリゴンをオンに、地震動や被害想定結果を表示するときには2次ポリゴンをオンにするように、属性の地図表示をおこなうときには、前提条件として表示したいポリゴンのチェックボックスをオンにする必要がある。
以上がジオスターの構造上、ポリゴン属性を表示するときに注意すべき点である。なおポリゴン種類別に属性を表示すると表4−1のようになる。

 

表4−1 ポリゴンの種類と属性

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