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4.2.1 被害想定計算機能

 

被害想定計算は、システムメニューで”地震動・被害想定”で囲まれた震源設定、地震動計算、被害想定計算、パラメータ設定でおこなわれる。このうちパラメータ設定は算定式の定数項部分を定義するところであり、必要に応じて変更をおこない、他のコマンドは一連の被害想定に使用するものである。

 

・震源設定

 

震源設定では、2次元平面での震源位置の人力、震源の深さとマグニチュードの設定をおこなう。
震源設定を選択すると震源選択メニューウインドウが起動される(図4−2)。想定する震源のパターンから点震源か線震源がを選択する。同時に入力可能な震源の数は点震源、線震源とも1点・線である。
選択したら地図上に震源の人力をおこなう。基本地図と補助地図のどちらにも入力は可能であるが、地図の選択は震源のパターンを選択した際に、アクティブになっている方の地図が入力先として自動的に選択される。
震源位置の入力が終わると震源パラメータ入力ウィンドウが表示される(図4−3)、ここで震源の深さとマグニチュードを人力し、OKをクリックすると震源が登録される。入力が終了すると基本地図上に震源が表示される。図4−4において赤線で示されているものが線震源、毒矢印で示されているものが点震源である。

 

・地震動計算

 

地震動計算では、与えられた震源データに対して距離減衰式を選択した上で、2次ポリゴン単位の地表面加速度と震度の算定をおこなう。
地震動計算を選択すると、図4−5で示す距離減衰式の選択(加速度)メニューウインドウが表示される(このときにジオスターの基本地図がアクティブになっていないとメニューは表示されない)。ここで式の選択をおこなう。式の内容については第2章で説明したとおりである。OKをクリックすると計算が開始される。
地盤の増幅率は地盤種毎に決定しているが、各地盤の増幅率はシステムメニュ

 

 

 

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