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〔参考1〕 地域防災計画検索システムの利用イメージと検索ニーズの側

 

システムの具体的な利用・運用例として、市町村の防災担当者が地域防災計画を策定する際のシステム検索ニーズにはどのような例があるかを例示する。

 

・ 本編と資料編、風水害編と地震編など区分したり、一本化したりする方法が考えられるが、他の市町村の計画ではどのような編成をしているのが一般的か。

 

・ 次のような災害危険にみあった計画事例にはどのような事例があるか。(地震一地盤振動・液状化・津波・地震火災・倒壊、風水害―豪雨災害、台風・高潮、河川災害・内水氾濫・土砂災害、火山災害………)

 

・ 防災アセスメントを行い、その結果を計画策定に反映したような事例があるか。それらの結果は、総則への搭載以外にどのような計画に反映しているか。

 

・ 予防計画において具体的・年次計画的な事業計画が搭載されている例があるか。それらはどの程度具体的か。市町村中長期計画とは整合性がとれているか。

 

・ 防災訓練・防災知識普及・自主防災組織整備等の防災教育の独自方策が明確に示されている例があるか(一般的な訓示事例やポイント列挙ではなく)。

 

・ 過去に当該計画に関する応急対策を実施したことがある、あるいは、その経験を当該計画の改訂に反映したことがある例があるか。
例:・災害対策本部を設置したことがある。
・避難の勧告・指示を行ったことがある。
・給水活動を実施したことがある。

 

・ 日本海側の海岸沿いにあり、人口が5万〜10万人程度の市町村で津波・高潮対策と軟弱地盤対策のいづれかを策定している市町村はどの程度あるか。それらに該当する市町村名と優良な個別計画の目次と計画内容を参照したい。

 

・ フリータームやキーワードによる検索(例えば、目次の中に「戸別受信機」、「耐震貯水槽」、「検潮儀」、「災害弱者」、「まちづくり」、「ボランティア」という用語が含まれる計画をフリーターム検索したい、あるいは計画内容にこれらを含むものをキーワード検索したい−など。)

 

 

 

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