日本財団 図書館


 

b.車内客数算出機能
駅到着時の列車内の乗客数に対して、降車人数を減算、乗車人数を加算することによって車内客数を算出する。演算は各車両の扉単位で行い、車内の乗客数についても各車両の各扉単位で値を保持する。

 

車内客数=駅到着時の車内客数−降車人数+乗車人数
(注:降車人数≦駅到着時の車内客数)

 

c.待ち客数算出機能
列車の各扉毎の待ち客数に、新たに発生する待ち客数を加算、乗車人数を減算することによって、列車出発時の待ち客数を算出する。

 

待ち客数=元の待ち客数+新たに発生する待ち客数−乗車人数
(注:乗車人数≦元の待ち客数+新たに発生する待ち客数)

 

本研究では図4.1−1のうち、降車シミュレーション部、乗車シミュレーション部、停車時分算出部の検討を中心に行った。

 

4.2 降車所要時間算出モデル

4.2.1 降車所要時間決定要因

 

降車所要時間を決定する要因として以下の項目が考えられる。
ここで降車所要時間は、降車完了時刻から、列車の駅到着時刻(ホームに停止した時刻)を減じた値である。
?@ 降車人数
?A 車内混雑度
?B ホーム混雑度
?C その他の要因
・車両の扉幅、扉数
・降車完了前に、乗車客が入ってくる場合の、降車所要時間増大
・扉付近の乗客の一時下車による降車所要時間短縮

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION