されるであろう。
また、補足的に付け加えるならば、堀川運河にもっと親しんでもらうために周辺に散策路や広場を設けたり、運河に降りて遊んだりくつろいだりできるような安全なスペースがほしい、また、運河の存在をわかってもらうために、油津大橋や港大橋を堀川橋のように魅力あるものにしてもらいたい。そのことで、油津の入口であることも示してくれることになると思う。他にも、景観上の視点から昼間景観の魅力もさることながら、夜間景観(街灯やライトアップなど)の魅力も考えた町づくりなど幅広く取り組んでいってもらいたい。
これからは、飫肥杉を運搬するという第1の役目を終えた堀川運河の、第2の利用価値を考える時期にきている。堀川運河を上手に再利用し、町家とうまくつながっていくようにしていくことにこそ油津の魅力を多いに引き出させてくれることになるであろう。そのためには、国や市の行政などに任せるのではなく、住民が意見を出しあい、十分なる議論を行って進めていってもらいたいと願う限りである。
注1:油津−海と光と風と−1993年
編集−日南市産業活性化委員会(NIC21)
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