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?吾平津神社(乙姫神社ともいう。地図?)
吾平津昆売命(あびらつひめのみこと)をお祀りしている神社で、天照皇大神(あまてらすおおみかみ)・武甕槌命(たけみかづちのみこと)・天児屋根命(あまのこやねのみこと)・木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)・経津主命(ふつぬしのみこと)・倉稲魂命(たかのみたまのみこと)もお祀りされている。
「和銅2年(709)元明天皇御代に創建也」という。

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写真260 吾平津神社

明治14年(1881)藩主伊東祐帰の命で“乙姫大明神”を“吾平津神社”に改名、現在に至る。豊漁・縁結びの御利益あらたかなる神社としてたくさんの参詣者が訪れる。
「油津」の地名は、吾平津がもとであろうといわれている。
吾平津神社大祭は、11月13・14日に行われ、浦安舞・ししまい獅子舞が奉納され、御神幸が街中を練り歩く。
特殊神事として毎年旧暦3月21日、豊漁と海上安全を祈念して“漁神楽”が奉納される。

 

?その他のお堂とお社
1)龍神堂−龍神さまをお祀りしている。(地図?)
2)薬師堂−薬師如来をお祀りしている。(地図?)
3)天神宮−天神さまをお祀りしている。(地図?)
4)岩崎稲荷−お稲荷さまをお祀りしている。(地図?)

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写真261 えびす神社

5)春日神社−春日地区の氏神さま春日さまをお祀りしている。(地図?)
6)祇園神社−竜神さまをお祀りしている。
7)観音堂−観音さまをお祀りしている。(地図?)
8)弁天堂−弁財天さまをお祀りしている。(地図?)
9)えびす神社−えびすさまをお祀りしている。(地図?)
10)住吉神社−住吉さまをお祀りしている。(地図?)

 

(3)油津の石仏
油津のまちの中にはたくさんの石仏が安置され、今も人々の暮らしを静かに見守られている。道の辻の“お地蔵さま”は100体を越えるが、潮満寺・正行寺・歓楽寺に祀られている石仏と合わせると約350体を確認することができる。
現在確認できる−番古い石仏は、「正徳元年(1711)の刻印がある。(地図?)

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写真262 下西のお地蔵さま,写真263 正徳のお地蔵さま

 

石仏の大きさは50センチから2メートルくらいまでまちまちだが。8割は50から60センチ丈の石仏である。

 

 

 

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