ご挨拶

財団法人　全日本なぎなた連盟

理事長　河盛敬子

全国各地より、なぎなたに励む中学生の皆様が、ここ会津若松市会津総合運動公園あいづ総合体育館に集い、「JOCジュニアオリンピックカップ第4回全国中学生なぎなた大会」を盛大に開催出来ますことは、関係者にとりましてこの上ない喜びでございます。

本大会が、中学校におけるなぎなたの普及と生徒相互の親睦を目的にして、文部省をはじめ福島県ならびに会津若松市の深いご理解とお力添えにより開催出来ますことを、衷心より厚く御礼申し上げます。

会津若松市は武道の伝統を今に伝える町であり、とくに戊辰戦争の折りになぎなたを持って果敢に戦ったうら若き女性たちの話は、私たちの胸を打つものでございます。

質実剛健にして思いやりの溢れた会津魂は、現代社会においてはややもすると疎かにされがちですが、幸せなことに私どもはいま、なぎなたの修練を通してこの心を学ぶことが出来ます。

なぎなたに励むことの誇りと自負をもって、より多くの中学生を仲間としましょう。そしてなぎなたの更なる発展のため、ともに助け合い、力を合わせて歩んでまいりましょう。

猛暑の中、選手の皆様には、日頃練習を重ねてこられました技を十二分に発揮されますとともに、中学生活におけるこの貴重な体験をどうして友情の輪を広げ、よい思い出をつくられますよう願っております。

終りに本大会開催にご後援いただきました関係諸団体ならびに格段のご尽力を賜りました宮森福島県なぎなた連盟会長様をはじめ地元役員の皆様方に、深甚なる敬意と謝意を表しますとともに、今後なお一層のご指導とご支援をお願い申し上げご挨拶といたします。

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