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第2章

行政情報化の推進に関する動向


 

2-1 地方公共団体の行政の情報化の現状と動向

 

2-1-1 埼玉県領事館と広域高度情報サービス化

平成8年10月16日わが国初ともいえる県外において、窓口サービス等を行う構想のもとに、「埼玉県領事館」が発足した。この名称は、ニックネームであり正式には「埼玉県情報センター新宿」という。

これは、埼玉県における長期戦略である「広域高度情報サービス推進事業」の一環として基礎調査がなされ、それにより構想されたものである。

開設の場所は、東京都新宿区で、JR新宿駅西口から至近距離にある。高耐震性のビル内の人通りに面したところにある。ここは災害時における埼玉県民の情報拠点となるところであるが、県では、普段、県民の方が待合わせをするときにも、利用して欲しいといっているほど、広々とした開かれたオフィスである。

 

(1)埼玉県領事館における業務の概要

ここでの取扱い業務の主なものは、当面、次のようになっている。

・パスポートの発給

・住民票の写しの交付請求の受付

・衛生関係従事者免許事務(平成9年4月予定)

・埼玉県内の各種情報サービス

・災害情報の収集・提供

窓口サービス時間は、午前10時より午後8時までであり、勤め帰りの人でも間に合うように配慮されている。

取扱い業務の「住民票の写しの交付請求の受付」では、埼玉県内92全市町村の交付請求ができる。このため、埼玉県領事館の所長及び次長は、県内各市町村の非常勤特別職

 

 

 

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