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21世紀の人口・食糧戦略−アジアと世界−

 事業名 人口と開発国際協力
 団体名 アジア人口・開発協会 注目度注目度5


 

ヘクタールヘ傾向的に減少してきた。世界の穀物総収穫面積も同図で77年の7.6億ヘクタールのピークまで増加したがそれ以後傾向的に減少し、94年には6.9億ヘクタールになっている。アメリカ農務省のデータでは中国の穀物収穫面積は76年に9800万ヘクタールの戦後のピークに達した後減り続け、92年には9100万ヘクタールと7%減少した。インドの穀物収穫面積も61年からピークの83年まで1400万ヘクタール増えて1,066億ヘクタールとなったが、その後92年まで626万ヘクタール減少し、将来この傾向は続こう。
FAOの89年のデータによれば、世界の総耕地は約15億ヘクタールで内8億ヘクタールが途上国にある。また74億ヘクタールが世界の放牧地と森林の総面積で、内42%が途上国にある。21世紀にかけての経済の急成長と人口爆発は主として途上国で発生するから、農地の供給の問題は第一に途上国の放牧地と森林の内どれだけが穀物生産に転用できるかである。FAOは中国を除いた92の途上国に対して、土壌、地形、気温、水条件から途上国で重要な21の作物の最低どれか一つの潜在耕作可能面積を推計した。5)それは現在の耕作面積の7.6億ヘクタールに対して18億ヘクタール強と非常に広い。その内の大部分すなわち48%は南アメリカ、44%はサブサハラ・アフリカにある。世界のその他の機関や研究者も70年代に類似の推計を行っている。もしこれだけの牧草地と森林を耕地に転換できれば、2020年に現在の43億人から66億人になるこれら途上国の人口が後に筆者が必要と推計する穀物の需要の現在の11億トンから23億トンヘの増加をほぼまかなえるであろう。しかしそのような大規模な牧草地と森林の転換は起こりそうにない。FAOは同じ報告書で、中国を除く途上国で2010年までに0.93億ヘクタールだけ耕地が増加すると推計する。6)このように実際の耕地拡大が非常に小さいのは以下の理由による。第1に途上諸国での耕地すなわち穀物生産拡大は、増産が需要されねばならないこと、ないし所得分配の観点から各国ないし各大陸の、大部分が農民である人々の農業(穀物)生産=所得=穀物需要の増大を伴わねばならない。しかし南アメリカやサブ・カバラ・アフリカの途上諸国には全途上諸国の人口のそれぞれ10%強の人口しか存在しないから、これら大陸での広大な可耕地はほとんど開拓されない。中国を中心として速い経済成長と人口爆発が起き、世界途上諸国総人口の72%を占めるアジア途上諸国で、戦後の食糧不足の経験と農業の外部性の価値の

 

 

 

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