■事業の内容
(1)構造改善 [1] 第4次構造改善事業について各地方小船工等とともに計画作成主体として運輸大臣に申請した。また、計画申請書及び実施報告書を作成した。 [2] 構造改善事業計画の実施状況等及び参加会員企業の取り組み方等について運輸局・地方小船工・参加会員企業と協議・調整した。 実施場所(10ヵ所) 小樽市、仙台市、石巻市、新潟市、横浜市、名古屋市、大阪市、高松市、下関市、北九州市 [3] 構造改善計画に係る承認申請書及び変更に係る承認申請書の作成 8年度計画及び7年度実施状況承認申請書 体裁:A4版 部数:74部 (2)調査指導 [1] 事業場等の実地調査指導 認定事業者、登録事業者及びGMDSS設備サービス・ステーション制度の拡充を推進するための事業場の調査指導を次のとおり行った。 実施場所(48ヵ所) 釧路市(3)、根室市、札幌市、函館市、塩釜市(3)、石巻市、気仙沼市(2)、川崎市、石川県内浦町、金沢市、清水市(2)、名古屋市(2)、蒲郡市、伊勢市、舞鶴市、田辺市、大阪市、神戸市(3)、西宮市、兵庫県家島町、尾道市(3)、広島市(2)、呉市、広島県安芸津町、香川県白鳥町、愛媛県波方町、愛媛県大西町、今治市(2)、八幡浜市、下関市、北九州市(2)、福岡市、津久見市、熊本県三角町、長崎市 [2] 技術指導等に関するブロック会議の実施 会員企業の経営の合理化及び電装技術の向上等を図り、国の船舶検査の合理化に資するため、検査に関する打合わせ会を次のとおり行った。 実施場所(9ヵ所) 函館市、いわき市、横浜市、清水市、鳥羽市、尾道市、高松市、長崎市、熊本県三角町
■事業の成果
(1)構造改善 最近の船舶電装業界を取り巻く環境は、急激な円高が輸出船等の船舶の建造価格に影響し、当業界の受注価格の大幅な低下を来してきており、暫くは一定の仕事量を確保できても採算性については問題が大きく、また、内船舶は過剰船腹等の問題を抱えていること、更に漁船については大型漁船の減船で当業界の主要な顧客である水産業界は、漁船建造が依然として厳しい状況にある。 このような状況下にあって、当社は会員事業者が安定的経営を維持し、造船業の発展に寄与していくために、造船業界と協調して新商品や新技術の開発、生産・経営方針の適正化、取引関係の改善などを目的とする本事業に取り組んできた。 本事業は平成5年7月から平成11年3月までの計画で実施されることとなっているが、本年度においては、造船所を核とした核構造改善グループへ参加している会員事業者が、造船所との協調のもと労働災害の防止、就労環境の改善、労働時間の短縮、公害防止対策、原価管理の徹底、教育訓練、福利厚生の充実、人材確保等の課題解決のための情報収集や、検討会を開催し、計画を達成することができた。 (2)調査指導 会員企業の経営の合理化及び電装技術の向上等を図り、国の船舶検査の合理化に資するため、検査に関する打合わせ等ブロック会議を実施し、かつ、認定事業者、登録事業者及びGMDSS設備サービス・ステーション制度の拡充を推進するため事業場の調査指導を行い、技術の向上に努め船舶の安全に寄与することができた。
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