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■事業の内容

講習による指導及び資格検定を通じ、資格者としてふさわしい知識・技量を備えた舶用機関整備土を育成するとともに、舶用機関整備業界の技術水準の向上を図るため、今年度は、以下の事業を実施した。
(1)資格検定
[1] 新規講習会
 新たに3級を受験する者又は3級資格者であって2級資格を受験する者を対象に新規講習会を実施した。(詳細は、別紙)
a.開催場所  全国7地区
b.講習期間  2級・3級各2日
c.講習内容  舶用機関の整備技術等について
d.講  師  エンジンメーカー等に依頼
e.受講者   2級 64名、3級 295名、計359名
[2] 検定試験
 新規講習会受講者に対し、学科試験及び実技試験を実施し、合格者には、その技量を証明する資格証明書を交付した。(詳細は、別紙)
a.開催場所  全国7地区
b.講習期間  1日
c.受検者   2級 64名、3級 307名、計371名
[3] 更新講習会
 本資格制度は、4年で更新することになっているため、平成3年度に資格を取した2級及び3級整備士に対し、技量のレベルアップを図るため、更新講習会を実施した。
(詳細は、別紙)
a.開催場所  全国11地区15会場
b.講習期間  2級・3級各1日
c.講習内容  高遠機関の整備取扱い、最新のディーゼル機関及び補機関等について
d.講  師  エンジンメーカー等に依頼
e.受講者   2級 253名、3級 285名、計538名
(2)テキストの作成
 講習会で使用する指導書(舶用機関整備指導書・その1、その2)を作成した。
[1] 規 格  A4版2分冊
[2] 部 数  400部
[3] 配布先  受講者、関係官庁、講師等
■事業の成果

近年、船舶へのコンピューター、エレクトロニクス技術等の導入にともない、舶用機関の高度化の進展にめざましいものがあり、舶用機関整備業界に期待される役割は、質量ともに年々たかまってきており、舶用機関整備技術者に対し、より高度な技術及び専用知識が求められている。
 このため、舶用機関整備技術者の育成及び技量向上を図る必要があり、2・3級整備士の資格検定事業を実施することは、今後ますます重要になっている。
 本事業は、当該整備技術者に対し新規講習会及び資格検定試験を実施するとともに、有資格者に対し更新講習会を実施することにより業界全体の技術レベルの向上を促進する事に寄与することができたことは、大いに意義があったと確信する。





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