■事業の内容
（１）自動計測・解析システムの開発
[1] 計測・解析システムの開発
実船計測により稼動確認した計測・解析システム並びに計測デー夕について、パラメータ法による遭遇海象推定プログラムにより検証して、波浪解析法の精度向上を計り波浪計測法・解析システムを確立した。
（２）各種船舶による実船計測
[1] ＳＨＩＰ−Ａの実船計測機器、装置撤去作業／工事撤去・復旧工事を完了した。
[2] ＳＨＩＰ−Ｂの実船計測及び計測機器、装置撤去作業／工事撤去・復旧工事を完了した。
（３）計測結果の解析と計算法の検証
ＳＨＩＰ−Ａ及びＳＨＩＰ−Ｂの実船計測データについて長期・短期の各種統計解析を行い、理論計算の結果と比較検討し計算法の妥当性が確認された。
（４）総合まとめ
総合報告書および成果報告書を作成した。
■事業の成果
３，５０００ＴＥＵ積コンテナ船（Ａ船）及びパナマックスバルクキャリア（Ｂ船）の実船計測により、波浪中の船体に加わる荷重・応力計算法の確立、船体構造設計の信頼性向上のため下記の成果を得た。
[1] 自動計測・解析システム
両船の実船計測により、全自動計測・解析システムの信頼性が確認された。
[2] 波浪計測法
波浪中を航走する船体の運動応答から、追波状態も含めて方向波スペクトルを推定する方法を確立することが出来た。
[3] 計算法の検証
波浪中の船体運動、波浪変動圧、縦曲げ及び横強度応力の応答計算と計測値の比較検討を行い、計算法を検証することが出来た。
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