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「小型船舶操縦士訓練用シミュレータの開発」の報告書

 事業名 小型船舶操縦士訓練用シミュレータの開発
 団体名 シップ・アンド・オーシャン財団  


■事業の内容

(1)システムの検証
[1] 全体システムの構築
 本作業は、昨年度より継続して実施した。昨年度は各装置の固有性能をソフトウェアも含めて確認するとともに、全体システムとしての基本性能を確認した。
 本年度は、より細部にわたる調整を進める一方で、全体システムにおける自学自習に関わる諸機能を整備し、全体システムとしての機能、性能を高め、シミュレータのプロトタイプ機の製作を完了した。
[2] 最適システムの検証と検討
 本シミュレータを真に有効に活用される装置とするためには、専門家や幅広い利用者によるプロトタイプ機を用いた検証を行い、運用面、操作性、教育上の効果の観点から改良を進め、システムの最適化を図る必要がある。このため、作業部会委員及び小型船舶操縦実務着を中心とする専門家を対象に、プロトタイプ機による被験者テストを実施し、主としてソフトウェアの改良と検証を重ねながら、システムの最適化を図った。
[3] データベースの制作
 昨年度は、データベースの設計を行うとともに、具体的な教育訓練シナリオに削ったデータベースをサンプル的に一式制作した。本年度は、さらに2本の教育訓練シナリオに削ったデータベースを追加制作するととともに、最適システムの検証結果を踏まえながら、3本の教育訓練シナリオに対応するデータベースの質を、より高いものへと改良を加え、本データベースの制作を完了した。
[4] 諸機能の整備
 本シュミレータの運用形態を念頭におきながら、自動立ち上げ、停電時対策等の機能を付加するとともに、操縦席まわりの改造を行い、本シミュレータに関わる諸機能の整備を行った。
(2)調査・検討
[1] 被験者テストの実施方法
 本年度は、開発の最終年度としてシミュレータ試作機検証のための被験者テストを実施した。作業部会において検討した実施要領に基づき、第1回目は、平成7年8月シナリオSS1(被験者;31人)について、第2回目は12月シナリオ4・5(被験者;32人)についてそれぞれ実施した。また第3回目は、平成8年2月7日から12日まで東京晴海国際展示場で開催された、第35回東京国際ボートショーの会場において、各種シナリオについて来館者の中から158人の協力を得て行った。その後、それぞれ各テストの際に実施したアンケート調査を集計し、その結果をとりまとめた。
[2] 安全教育の実施方法
 本年度は、シナリオSS1を完成させるとともに、SS4・SS5を追加作成した。これらについては、安全教育の効果的な実施という観点から、操船要領の事前のガイド、テロップやナレーションによる誘導の方法、受講者の技能評価、記録出力方式等について検討を行った。
[3] シミュレータ開発に関する必要な調査事項
 被験者テストによる検証結果に基づき、本シミュレータ試作機の有用性の評価及び今後の利用方法等について検討を行い、開発に関する報告書のとりまとめを行った。
(3)委 員 会
[1] 第1回 「小型船舶操縦士訓練用シミュレータの開発委員会」
日 時  平成7年6月19日(月)14:00〜16:00
場 所  船舶振興ビル10F会議室  
出席者  24名
議 題  a.平成6年度事業の完了について
     b.平成7年度事業実施計画(案)について
     c.その他
[2] 第2回 「小型船舶操縦士訓練用シミュレータの開発委員会」
日 時  平成7年9月7日(月)12:00〜16:00
場 所  (株)三井造船昭島研究所2F会議室
出席者  25名
議 題  a.小型船舶操縦士訓練用シミュレータ試作機の見学・操作(シナリオSS1)について
     b.その他
[3] 第3回 「小型船舶操縦士訓練用シミュレータの開発委員会」
日 時  平成8年3月11日(木)14:00〜16:00
場 所  船舶振興ビル10F会議室
出席者  25名
議 題  a.報告書(案)について
     b.その他
■事業の成果

昨年度までにおける要素技術開発および総合システム開発をとおして、シミュレータ試作機を一つのシステムとして機能するレベルに高めることができれ本年度は、本開発事業の最終年度にあたり、全体システムとしての機能および性能を高め、プロトタイプ機を完成させるとともに、さらに被験者テストによる検証を重ねながら、プロトタイプ機をべースにシステムの最適化を図り、最終的なシステム検証を行うことも目標にした。
 本年度における開発の結果、上述の目標を達成することができ、シミュレータ試作機は所期の仕様を満足することが実証された。教育訓練シナリオに関しては、当初「航法適用」と「機関計器の監視」について検討を進めたが、試作機開発の進行に伴ってその可能性が検証されたため、さらに「離・着桟スラローム」および「総合航海」まで幅を広げることとなった。その結果として、当初考えられていた以上の利用目的に対応するシミュレータを開発することができ、被験者テスト(東京国際ボートショーを含めて3回実施)においても、シミュレータ試作機の有用性について高い評価が得られるとともに、利用目的についても小型免許取得後の安全教育に加えて、小型免許取得時における導入教育への利用も可能ではないかとの意見が多く得られた。
 本事業で開発されたシュミレータ試作機とそのコンセプトは、今後、小型船舶の海難事故防止のための安全教育に、大いに貢献できるものと確信している。





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