■事業の内容
(1)人口と開発に関する出版物制作 [1] 名 称 アジアにおける女性のエンパワーメント [2] 規 格 B5版、和文・英文 名600部 計1,200部 [3] 内 容 1993年から人口と開発のバランスと持続可能な将来を実現する鍵は女性の抜本的な開発の達成にあるとの確信のもとに3ヶ年計画でアジアの女性の調査研究を行ってきた。世界の貧困者の70%、非識字率の3分の2が女性でありジェンダー間の格差は極めて厳しいものがある。本研究は、アジアにおける女性のエンパワーメント(権能)に焦点を当て女性の地位の向上が各国の文化、民族、社会制度、経済発展の段階により格差があることを踏まえ日本の実情をはじめアジアの実態を検討しまとめた。 [4] 配付先 日本語版 日本政府関係省庁・在外日本大使館 100部 専門機関・専門家 300部 研究会 200部 小計 600部 英語版 アジア諸国政府・国会議員(人口・開発関係) 300部 在外日本大使館・国連等国際機関 200部 訪日専門家 100部 小計 600部 合計 1,200部 (2)スライド制作 [1] 名 称 アジアを拓け−女性たち− [2] 規 格 80コマ、カラー・白黒、25分 [3] プリント スライド 日本語版 2本 英語版 8本 中国語版 2本 インドネシア語版 2本 小計 14本 ビデオ 日本語版 30本 英語版 10本 中国語版 5本インドネシア語版 5本 小計 50本 合計 64本 [4] 内 容 1995年9月北京で第4回世界女性会議が開催された。同会議参加者から、いまアジアの女性は、貧困から自分たちを解放し、経済的社会的自立のための大いなる活動を展開しているとの発言があった。中国はじめアジアの国々では、伝統的価値観が社会を支配し、男性優位の社会が多い。アジアの女性は、伝統的価値観の打破のための活動をはじめた。それは、いつ、なん人の子どもを生むかの決定権を女性が持つこと、女性が教育の機会をより多く持つことなどである。女性の自立のための活動は進み出している。それは職場、地域などでみられる、このようなアジアにおける女性の活動についてその実情を描いた。 [5] 配付先 スライド アジア国会議員グループメンバー他 (英語版 7本、中国語版 1本、インドネシア語版 1本) 法人貸出用 (日本語版 2本、英語版 1本、中国語版 1本、インドネシア語版 1本) ビデオ 東京大学東洋文化研究所他(日本語版 46本) 法人貸出用 (日本語版、英語版、中国語版、インドネシア語版 各1本 計4本)
■事業の成果
日本およびアジア諸国における人口問題と開発に関する出版物並びにスライド等を制作し、社会開発と経済発展に寄与したことは、アジアにおける福祉の向上と平和の確立および我が国の国際協力の推進に大きく寄与するものと思われる。
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