日本財団 図書館


■事業の内容

(1)事業計画の内容

 小児及び若年糖尿病患者の正しい治療の仕方を実践させるための講習会(サマーキャンプ)を実施した。

[1] 病気とその治療に関する基礎知識

[2] 治療の技術(自己注射、血糖の自己測定等)の習得

[3] 治療を継続する意欲を起こさせること

(2)開催場所  全国41個所

(3)開催期間  7〜8月、3〜8日間

(4)指導者   約600人(医師、看護婦、栄養士、養護教諭、ボランティア等41ケ所)

(5)参加人員  延1,215人


■事業の成果

わが国の糖尿病患者は年々増加の一途をたどり、その数約600万人といわれている。また、糖尿病を原因とする合併症の発生が多く、腎疾患、神経症、脳疾患等を併発し死にいたる結果を招いている。とりわけ小児の糖尿病は、インスリン依存型の糖尿病患者が多く、家族等の理解のもと、その手助けによる徹底した療育が必要とされる。

 このため、小児及び若年糖尿病患者のための糖尿病生活指導講習会(サマーキャンプ)を実施し、医師、看護婦、栄養士等によるインスリンの自己注射、バランスのとれた食生活、規則正しい運動療法を直接指導することにより、健全な療育増進に寄与したものと思われる。





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION