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■事業の内容

(1)親子三世代・みんなで歌おう(こどもの日・ひろみおねえさんといっしょ)
[1] 開催場所  サンシティホール(小ホール)
[2] 開催期間  平成7年5月5日
[3] 内  容  元NHKの歌のおねえさん岡崎裕美さんを迎え、市民より一般公募で集まった“こどもの日児童合唱団”とが歌によるステージを通したコミュニケーションを図り、会場と一体となったステージが繰り広げられた。
[4] 参加人数  児童合唱団 35名  一般入場者 383名
(2)母の日スペシャル・みんなで歌おう(おかあさんをうたう)
[1] 開催場所  サンシティホール(小ホール)
[2] 開催期間  平成7年5月14日
[3] 内  容  市民より公募した“親子三世代ファミリーコーラス”と地域から育った歌のタレント(歌のおねえさん&おかあさん)による母の日に因んだおかあさんの歌や詩の朗読を披露、多くの人々との交流が図られた。
[4] 参加人数  ファミリーコーラス 28名  一般入場者 304名
歌のおねえさん&おかあさん 18名
(3)敬老の日特集「親子三代・歌でつなぐ心の世界」(歌ってキンコン館)
[1] 開催場所  サンシティホール(小ホール) 越谷けやき荘 順正苑
[2] 開催期間  平成7年9月10日
[3] 内  容  地域の人々がだれでも参加のできる童謡・唱歌・抒情歌の“のど自慢大会”として、こどもからお年寄りの方まで多くの市民がステージに立ち、自慢ののどを披露した。また、歌のおかあさんたちよる老人福祉施設への出前コンサートも行った。
[4] 参加人数  一般参加者 15名  一般入場者189名
施設利用参加者 800名
(4)第1回「国際音楽の日」記念音楽会“世界の歌をうたう”
[1] 開催場所  サンシティホール(小ホール)
[2] 開催期間  平成7年10月1日
[3] 内  容  音振法の制定に伴う「国際音楽の日」に因んで、アフリカ音楽の第一人者のハムザ・エルディーン氏を迎え、ミニ・コンサート&ワークショップ(打楽器)を実施。アーティストと参加者がステージいっぱいに一体となる実践が行われた。
[4] 参加人数  ワークショップ参加者 35名
一般入場者 78名
(5)地域文化リーダーの育成講座
[1] 舞台製作講習会
a.開催場所  サンシティホール
b.開催期間  平成7年4月〜10月(計5回)
c.内  容  市民一般を対象に、専門講師を招いての舞台機構・設備(音響・照明)など実践を含めた技術指導(初級)。
d.受講者数  一般参加者 92名
高校生の部 53名
[2] 歌える会<1>期・<2>期
a.開催場所  サンシティホール 越谷市立中央市民会館
b.開催期間  平成7年4月〜9月(計7回)
c.内  容  市民一般を対象に、音楽専門家による初心者向けの歌の基礎的な技術指導、最終回では各自の成果発表(ミニコンサート)を行った。
d.受講者数  <1>期 16名  <2>期 18名
[3] 特別音楽研究会
a.開催場所  サンシティホール公民館
b.開催期間  平成7年4月〜7月(計19回)
c.内  容  初代「歌コン」出場者の歌のおねえさん&おかあさんを対象に、“文化リーダー”の育成として専門指導者による歌・アンサンブル・話し方・ステージングなどのレッスン指導。
d.参加者数  23名
[4] プロデューサー養成講座
a.開催場所  サンシティ会議室
b.開催期間  平成7年7月〜平成8年1月(計6回)
c.内  容  市民一般を対象に、各界の講師(プロデューサー)を招いて実践講座によるプロデュースの企画・制作のノウハウを指導。
d.受講者数  40名
[5] せんげん台児童合唱団の育成
a.開催場所  千間台記念会館
b.開催期間  平成7年5月〜平成8年3月
c.内  容  地域から育った文化リーダー(初代・歌のおかあさんグランプリ受賞者)が児童合唱団を結成、歌を通した地域の人々との交流を図る文化活動の育成を行った。
d.参加者数  76名
[6] 声楽・特別講座
a.開催場所  サンシティホール
b.開催期間  平成7年7月〜8月(計8回)
c.内  容  歌の経験者でハイレベルな技術習得を目指す市民一般を対象に、音楽専門家による声楽(歌)の講座による技術指導。
d.受講者数  10名
[7] クラシックDEパラダイス
a.開催場所  サンシティ会議室サンシティホール(小ホール)
b.開催期間  平成8年1月〜3月(計10回)
c.内  容  市民一般を対象に、各講師を招いて音楽のイロハから演奏家の生演奏を交えてのレクチャーやCD・LDによる音楽の聞きどころ、楽器の仕組みと魅力についての講習会を行った。
d.受講者数  96名
(6)クリスマス歌の祭典(みんなでつくる“サンシティ・クリスマスコンサート”)
[1] 開催場所  サンシティホール(大ホール)
[2] 開催期間  平成7年12月24日
[3] 内  容  市民参加事業の一年の集大成としてこれまで積極的な活動をしてきた多くの市民、団体が出演しプロのポップスオーケストラの演奏によりクリスマスソングで綴る盛大なコンサートとして幕を閉じた。
[4] 参加人数  クリスマス児童合唱団               46名
〃  混声合唱団               47名
ヒロインズ(初代・歌のおねえさん&おかあさん)  19名
歌える会合唱団                  19名
せんげん大児童合唱団               76名
春日部市立豊春中学校               58名
須賀中学校合唱部OG(Tutti)        13名
男声あんさんぶるポパイ              18名
ヴォーカルアンサンブルTOKIO          7名
サンシティ・サンバチーム             24名
サンシティポップスオーケストラ          29名
総数 356名
一般入場者 966名
(7)みんなでつくるサンシティ・ニューイヤーコンサート
[1] 開催場所  サンシティホール(大ホール)
[2] 開催期間  平成8年1月14日
[3] 内容  各文化団体及び市民一般参加部門(一部オーディション)によるプロのオーケストラの演奏で、和・洋の異色の構成で新年の幕開けに相応しいコンサートとして実施。
[4] 参加人数  越谷市木遣保存会                 15名
越谷市洋舞踊協会(バレエ)            36名
越谷市日舞協会                  13名
オペラ部門                     7名
ニューイヤー混声合唱団             113名
埼玉室内オーケストラ               32名
総数 216名
一般入場者 1,240名
(8)彩の国・歌のおねえさん&歌のおかあさん&歌のファミリコンクール/グランプリ大会
[1] 開催場所  サンシティホール(小ホール)
[2] 開催期間  平成8年1月21日
[3] 内  容  童謡・唱歌・抒情歌を課題曲に歌の好きなおねえさん、おかあさん、そしてファミリーの参加者を埼玉県内全域より募集し、歌およびパフォーマンスによる入賞者を決定。
以後、“地域文化リーダー”となりうる人材の育成を図る。
[4] 参加人数  応募者    127名
一般入場者  482名
(9)バレンタイン・愛のファミリーコンサート
[1] 開催場所  サンシティホール(小ホール)
[2] 開催期間  平成8年2月14日
[3] 内  容  三世代ファミリコーラス<2>、及び“愛のお便り”を市民より一般公募、そして歌手の菅原洋一さんをゲストに迎えプロと市民の融合したステージを繰り広げながら“愛”いっぱいのコンサートとして会場とのふれあいが図られた。
[4] 参加人数  ファミリコーラス参加者 22名
一般入場者 453名
(10)せんげん台児童合唱団 春の音楽会
[1] 開催場所  越谷市立北部市民会館
[2] 開催期間  平成8年3月23日
[3] 内  容  初代歌のおかあさんグランプリ受賞者浅野由紀さんが主宰するこどもの合唱団体が一年の活動の成果を発表、歌を通した「地域の文化づくり」の規範となった。
[4] 参加人数  児童合唱団  71名
一般入場者 181名

■事業の成果

当該事業は、“歌”による「街おこし」運動としてスタートし、全ての基礎づくりが盛り込まれた各柱の事業は、市民が主役となる各種の参加番組として展開し、また各種の講座・講習会を実施しながら市民の文化リーダーの育成に努めてきた。
 この一連のシリーズとしての事業が完結したことで、広い地域に数多くのファミリークラブ(親子三世代の輪)が生まれ、そこに歌を通したコミュニケーションを図ることのできる”市民リーダ”(歌のおねえさん&歌のおかあさん)が育った。その具体的な展開例としては、歌の活動を通して地域のひとびとと交流ができる児童合唱団が発足、また童謡・唱歌・抒情歌などによる様々な各プログラムヘの参加を成し、そのなかでも老人福祉施設(団体)や障害者のチャリティーコンサートなどに積極的に参加をし、こどもたちからお年寄りまで地域のひとびととふれあい、交流(コミュニケーション)を行い、自主的なボランティア活動が行われてきた。
 また、各種の“文化リーダー”が誕生し、市民の自主的な文化運動として繋がることのできる『市民プロデューサー』が生まれ、市民の自主企画(番組)が実践されました。そして、舞台をつくるうえでは舞台製作講習会の修了者は『舞台スタッフ』として、いっしょにステージをつくることが可能となった。
 このように、市民が主体(主役)となる当該事業は、市民の文化意識を高め、かつ“文化リーダー”が生まれ、市民の自主的な文化活動の促進にと繋がってきました。
 このように、「合唱活動のコミュニティづくり」として市民からの人材発掘・育成を兼ねながら、地域のひとびとが老人ホームなどの各施設とも提携して、地域文化の活性化を図ることに寄与したと思われる。





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