■事業の内容
ＤＨＡを通じたベトナムの洪水被害に対する緊急災害援助としての資金協力。
突発的な自然災害においては、初期段階（発生から１週間程度）での一刻も早い対応が極めて重要であり、迅速かつ柔軟な救援活動により、多大な効果をあげることができる。
当会としては２万〜５万ドルの早急に活用できる資金が初期救援活動を円滑に行うために不可欠であること、また迅速な資金の搬出と救援活動を国際社会にアピールすることで、各国や他の国際機関の援助を引き出す呼び水となりうることから、ＤＨＡを通じた初期救援活動に対し支援するものである。
[被害の概要]
・１９９５年１０月５日〜１１月３日までにベトナム中部（クァンビン、クァントリ、ダナン、フエ等）を襲った３つの台風及びその後降り続いた雨により、広範囲で深刻な洪水が発生。特に１０月５日に来襲した台風ザックは最近１０年間で最大のものとなった。
・これまでに報告された被害状況は死者１３７名、行方不明者４６名をはじめ、７，８０１戸が破壊、２５６，９４４世帯が浸水している。
・またこの洪水により、医療、教育施設等の公共施設や農作物も甚大な被害を受け、現在、食糧、テント、衣類、医薬品等の援助物資が緊急に必要とされている。
なお、日本政府は１１月２０日現在、対応を検討中。
当会の援助金は被災地の状況に応じて、現地にて調達される緊急援助物資の購入等に充当される。
■事業の成果
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