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■事業の内容

DHAを通じたベニンの洪水被害に対する緊急災害援助としての資金協力。
突発的な自然災害の初期段階(発生から1週間以内)では、2万〜5万米ドル程度の援助があれば、現地の状況に応じて柔軟に活用でき、3週間後に与えられる倍額の援助よりもはるかに価値があり、多大な効果をあげることができる。またこのような援助は、各国や他の国際機関からの援助を引き出す、呼び水的なものとなりうることから支援するものである。

[被害の概要]
・1995年9月、10月とベニンの南西部を襲った豪雨により、ベニン、トーゴ国境を流れるモノ川が氾濫し、下流域のゾウ地区とモノ地区の70ヶ所村 洪水が発生。
・この洪水により水没した耕作地は20,000ha、5,000戸の家屋が流失及び深刻な被害を受けた。被災者は約86,000人、その内26,000人が家屋、家畜、耕作地及 び収穫等の家財を損失。
・政府は災害調査チームを被災地に派遣。被災状況の調査を行った結果、上記被災に加え、電気、通信、交通等、甚大な被害を受けていることが判明する とともに、伝染病の蔓延及び大規模な飢饉が懸念されている。
・現在、食糧、毛布、テント医薬品及び救援活動に必要な車両等が必要とされている。

なお、日本政府は10月13日現在、対応を検討中。

当会の援助金は被災地の状況に応じて、現地にて調達される緊急援助物資の購入等に充当される。
■事業の成果






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