■事業の内容
北朝鮮の洪水被害に対する緊急災害援助として、DHAを通じて資金協力する。 突発的な自然災害の初期段階(発生から1週間以内)では、2万〜5万米ドル程度の援助があれば、現地の状況に応じて柔軟に活用でき、3週間後に与えられる倍額の援助よりもはるかに価値があり、多大な効果をあげることができる。またこのような援助は、各国や他の国際機関からの援助を引き出す、呼び水的なものとなりうることから支援するものである。
[被害の概要] ・1995年7月末から降り続いた豪雨により、首都のピョンヤン近郊を中心に深刻な洪水が発生。建物や農作物、家畜に被害を与え、通信、交通網のインフラも甚大な被害を受けている。 ・DHAによると、12地域144地区で合計約520万人が被災。 ・主な被災地域はピョンヤン及びクァングアン、7月26日から8月9日にかけての1日当たりの平均降雨量は583ミリで、極地的には1〜2時間で、600ミリの豪雨を記録し甚大な被害を与えた。 ・北朝鮮政府は、国際緊急援助を要請。 ・現在、医薬品、食糧、建築資材等の緊急援助物資が必要とされている。 なお、日本政府は8月28日現在、対応を検討中。
当会の援助金は被災地の状況に応じて、現地にて調達される緊急援助物資の購入等に充当される。
■事業の成果
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