■事業の内容
ガーナの洪水被害に対する緊急災害援助として、DHAを通じ資金協力する。 突発的な自然災害の初期段階(発生から1週間以内)では、2万〜5万米ドル程度の援助があれば、現地の状況に応じて柔軟に活用でき、3週間後に与えられる倍額の援助よりもはるかに価値があり、多大な効果をあげることができる。またこのような援助は、各国や他の国際機関からの援助を引き出す、呼び水的なものとなりうることから支援するものである。
[被害の概要] ・1995年7月3〜4日にかけての豪雨により、深刻な洪水が発生。首都アクラはじめ、人口の密集した6地区を直撃。7月15日現在で死者40名、行方不明者約100名にのぼり、ガーナにおいて過去50年で最悪の洪水となった。 ・洪水により、1,500世帯が家屋を失い、通信網は遮断され、電力供給は、4日間絶たれている。 ・洪水の規模の大きさと、洪水に対する準備体制の不備により救援活動は難航している。ガーナ政府は7月12日、国際緊急援助を要請。 ・現在、下痢性疾病や、呼吸器疾患、外傷に対する治療薬が不足し、また、毛布、食糧、トイレ等の緊急援助物質も必要とされている。 なお日本政府は、7月17日、総額1,380万円相当の援助物資(毛布1,500枚、テント20張り等)の供与を決定。 当会の援助金は被災地の状況に応じて、現地にて調達される緊急援助物資の購入等に対して、充当される。
■事業の成果
|
|