■事業の内容
[1] 本会議の開催 開催場所 笹川記念会館において4会場を使用 開催時期 9月24日(日)〜29日(金) 参加者 国内 240名 海外 58名 計298名 (参加国数:17) 他に同伴者2名 [2] 招待講演者の招へい ・国際海事機関海洋環境保全委員会(IMO MEPC) 議長 バグマイヤー博士 ・アメリカ連邦海洋気象行政局(NOAA) パーカー博士 ・ドイツベルリン工科大学 クラウス教授 の3氏を招へいした。 [3] 論文集の刊行 第1巻、第2巻 論文数:147編 30セッションに細分 頁 数:981 部 数:500 [4] 組織委員会、実行委員会、プログラム小委員会の開催 組織委員会2回、実行委員会4回、プログラム小委員会3回を開催し、本会議の企画、計画の承認、財務決算の承認等を行った。
■事業の成果
地球規模の環境保全は人類が取り組むべき重要な課題である。そのうち、海洋汚染の発生防止および油・汚水等の処理に係わる問題は船舶工学、海洋工学においても従来から取り組まれてきたが、一層の対策が必要である。また、海洋環境の変動把握のための海洋環境の計測や情報の処理は海洋環境保全のみならず、海洋を活動の場とする船舶工学、海洋工学においても重要である。このテーマは従来は海洋を対象とする理学の分野で主として取り扱われてきたが、今後は工学の分野からの取組が強く望まれる。 海洋環境保全に係わるテクノロジーは広範囲にわたるが、船舶工学、海洋工学の観点から海洋環境保全を考え、かっこの分野の最近の成果および将来に取り組むべき課題につき情報および意見の交換を行い、国際協力の場を提供する本国際会議を開催できたことは、時宜に即したもので、今後この分野の発展に大きく寄与するものと思料される。
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