■事業の内容
(1)日本造船学会論文集の刊行 [1] 体 裁 B5版、上質紙、表紙2色刷、写真を含む 第177号 515頁(内討論31頁) 第178号 809頁(内討論47頁) [2] 発行部数 各650部 [3] 内 容 春・秋の講演会において発表された船舶および海洋工学に関する下記の7研究分野での研究論文を講演会における討論を含め収録してある。 a.抵抗・推進 b.運動 c.構造 d.材料 e.溶接・工作 f.設計 g.機関 最近の論文内容について特徴的な点は、流体力学あるいは構造解析のような理論的研究については数値計算が大型高速コンピュータを用いて非常に精密化し、膨大な計算結果を発表していること、設計におけるシステム化、姿勢・運動等のコンピュータ制御、新材料・複合材料の研究、氷海問題等々、従来の講演会には見られなかった新しい論文が増えていることである。 第177号 論文 48編 第178号 論文 77編 [4] 配布先 a.国内 290部 b.海外 210部 c.予備 150部 合 計 650部 (2)国際英文論文集の刊行 [1] 体 裁 A4変形版、上質紙、表紙2色刷 第<1>巻第1号 62頁 [2] 発行部数 500部 [3] 内 容 海洋工学・海事工学・海洋環境工学・船舶工学と、それに関連する分野のオリジナル論文を掲載する。使用言語は英語である。 第<1>巻第1号には船体の推進・抵抗、船体運動、船体座礁、船体構造強度等に関する論文6編が掲載された。 第<1>巻第1号 論文 6編 [4] 配布先 a.国内 200部 b.海外 295部 c.予備 5部 合 計 500部
■事業の成果
日本造船学会論文集は明治36年以来、わが国における造船技術に関する最も学術的に権威のある図書として国内・外から認められているもので、終始造船技術の進歩向上の基盤としての役割を果してきた。また広く海外との学術交流にも役立っている。 また、国際英文論文集は平成6年をもって終刊とした従来の英文論文集、即ち日本造船学会論文集から優れたものを選んで英訳したものとは異なり、国内外の優秀なオリジナル論文を日本造船学会員ばかりでなく、広く世界の船舶・海洋工学研究者から募って掲載し、最新の関連学術研究情報の収集並びに研究成果の発表と討議の場を提供することによって、世界の船舶・海洋工学研究の推進と発展に寄与するものと思料される。
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