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■事業の内容

(1) 海難防止教導用教本の作成
a. 題名   「内航貨物船の海難」
b. 体裁   カラーオフセット B5判 22頁
c. 部数   2,000部
d. 配布先  講習会出席者、海事関係官庁、学校等
(2) 海難防止教導用ビデオの作成
a. 題名  居眠り「内航貨物船の乗揚げ」
b. 体裁  ジャケット付き 30分 カラービデオ
c. 部数  50本
(3) 海難防止教導講習会の開催
a. 第1回
日時   平成7年1月18日 13:00〜14:30
場所   内航海運組合総連合会 会議室
講習内容 [1] 内航貨物船海難の事例とその防止策
[2] ビデオ「居眠り-内航貨物船の乗揚げ-」の映写と解説
[3] 海難審判の手続と海難審判協会の業務
講師   2名
参加者  内航貨物船関係会社 役員30名
b. 第2回
日時   平成7年1月20日 15:15〜16:45
場所   御前崎漁業共同組合 会議場
講習内容 [1] 海難審判の概要
[2] 海難事例とその防止策
[3] ビデオ「居眠り-内航貨物船の乗揚げ-」の映写
[4] 海難審判扶助制度について
講師   4名
参加者  漁船員等 95名
c. 第3回
日時   平成7年2月7日 15:00〜16:30
場所   長崎港湾合同庁舎 会議室
講習内容 [1] ビデオ「居眠り-内航貨物船の乗揚げ-」の映写と解説
[2] 海難審判のあらましと海難審判協会の業務
講師   1名
参加者  海運会社 関係者 30名
d. 第4回
日時   平成7年3月24日 16:00〜17:30
場所防予汽船株式会社会議室
講習内容 [1] 内航貨物船海難事例とその防止策
[2] ビデオ「居眠り-内航貨物船の乗揚げ-」の映写と解説
[3] 海難審判の手続と海難審判業務
講師   2名
参加者  内航貨物船関係会社 役員35名
■事業の成果

海難審判においては、審判の結果、個々の事件ごとにその実態と原因を裁決によって明示し、海難防止に寄与しているが、事件関係者以外には、その裁決が読まれることが少ないので、海難審判庁においては、毎年、テーマを選択して、当該テーマの海難の態様、発生原因等を裁決より集約、分析し、その結果をテーマ別「海難の実態」として公表し、海難の防止に努めている。
 そこで、当協会においては、海難審判庁裁決の海難防止活動への利用をより一層図るため、委員会を設けて、前述の「海難の実態」に基づいて、審議、検討し、理解しやすい教本とビデオを作成して、これらを必要箇所に配布するとともに、有効地域において講習会を開催した結果、教本及びビデオは、配布先以外からの要望が相次ぎ、また、各講習会には、多数の受講者が集り、熱心に受講するなど、その成果は顕著であったと思料される。





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