■事業の内容
(1) 図書・文献の整備 [1] 整備図書 国内文献30点、外国文献92点 [2] 整備場所 神奈川県足柄上郡中井町井ノロ1000-1 ピースハウス内ホスピス教育研究所 (2) 第1回ホスピス国際ワークショップの開催 [1] 開催日 12月28〜30日 [2] 開催場所 ホスピス教育研究所 [3] テーマ 末期癌患者の疼痛緩和及び症状のコントロール [4] 招聘講師 A.ホイ、M.D. (プリンセス・アリス・ホスピス医療部長・英国) [5] 内容 a. 疼痛及び症状の種類 b. 疼痛及び症状緩和のための薬の使い方 c. チームによる疼痛緩和 d. 緩和ケアが困難なケースの検討 [6] 参加者 医師・ナース、その他(35名) (3) 各種講習会の開催 [1] ターミナル・ケアの人材育成-医師及び医学生のための疼痛緩和医学講座 (第1回ホスピス国際ワークショッププログラム(前出)と合併) [2] ホスピス・ナース育成講座 a. 開催日 8月28日〜9月8日 b. 開催場所 ホスピス教育研究所 c. 講師 J.プラン、R.N. (コテージホスピス所長・オーストラリア) d. 内容 ホスピスにおける看護-理論と実際他 e. 参加者 看護婦・保健婦(延210名) [3] 在宅ケア・ナース育成講座 a. 開催日 1月8日〜3月3日 b. 開催場所 ホスピス教育研究所 c. 講師 紅林みつ子(訪問看護婦)他 d. 内容 身体的ケア、家族の援助、悲嘆、死別へのサポート等 e. 参加者 看護婦・保健婦(延215名) [4] 臨床カウンセリング教育(CPE) a. 開催日 10月12日〜2月22日 b. 開催場所 ホスピス教育研究所 c. 講師 斎藤武(ピースハウス研究部長)他 d. 内容 症例研究 e. 参加者 宗教家・一般(延40名) [5] ターミナル・ケア・チーム医療講座 a. 開催日 12月4日〜3月20日 b. 開催場所 ホスピス教育研究所 c. 講師 岡安大仁(日本歯科大学教授・ピースハウス顧問)他 d. 内容 ホスピス・緩和ケア・末期患者のケア他 e. 参加者 ボランティア(延405名) (4) 機関誌の発行 [1] 名称 MEMOIR [2] 規格 A判変型(8頁) [3] 発行回数 1回・3000部 [4] 内容 ホスピスの啓蒙 [5] 利用方法 近隣病院・一般人等へ配布
■事業の成果
この財団では、平成5年9月に我が国初の独立型ホスピスを開院し、併設のホスピス教育研究所の活動も開始した。 本事業の目的は、このホスピス教育研究所を中心に、より系統的なターミナル・ケアの研究と、より実践的な人材育成を行うことにある。活動開始以来、半年であるが、各界の反響は大きく、今後、内容をより充実させ、内外諸機関との提携も進めることにより、我が国におけるホスピス運動の啓蒙・推進・実践の拠点として貢献することが期待される。
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