日本財団 図書館


■事業の内容

(1) 異業種交流・情報交換の促進
 中小企業が新しい時代を迎え、新しい経営活力を生み出すためには、異業種との交流でこれまでの経営の殻を打ち破り、経営環境の変化に適切に対応できるだけの経営感覚を身に付けるといった発想が必要である。
 異業種交流に求められる成果は、取組の姿勢によって大きくもなり小さくもなる。メンバー相互の信頼感を育てて参加意識を高めることが必要であり、お互いの出会いを大切に自主的な交流活動を積み上げることが、潜在能力の開発、新しい経営感覚の醸成に大いに役立つものである。
 このため、当工業会でも異なる業種の企業が出会い、相互理解を深め、新たな製品の技術開発あるいは役務の開発に取組むきっかけを作るため、交流・情報交換の場として異業種融合化のための会合を設けて融合化の促進を図った。
(2) 異業種融合化委員会設置地区
 交流のための会合は、中部・近畿・神戸・中国・九州の5地区(地方運輸局単位)である。
 なお、近畿地区を除いて、地方舶用工業会に業務を依頼した。
■事業の成果

最近の厳しい業界環境による構造調整問題に対応して、経営的に格差のある中小企業が事業多角化、転換により更に創造的に発展するためには、異分野の中小企業が協調してその経営資源の交流・融合化を図って新たな製品、又は役務の開発を促進する必要がある。
 このため、本事業では中小企業の異業種の交流・情報交換の場を設けることにより、その促進が図れるものと思料される。





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION