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■事業の内容

(1) 講演会の開催
 ボランティア思想普及のために、下記の会を開催した。
[1] 第4回ボランティア大会
a. 開催日    1993年3月6日
b. 場所     新白百合ツエンティワン
c. テーマ    欧米と日本のボランティアの活動の違い
d. プログラム  (a) 挨拶 日野原当財団理事長
(b) 講演 ・ 病院ボランティアの意義と活動
(岡本田鶴子日本病院ボランティア協会会長)
・ 欧州と日本のボランティア活動の違い
(日野原重明当財団理事長)
(c) パネルディスカッション
異なった環境でのボランティア活動
司会  :日野原当財団理事長
パネラー:斎藤準(水車の会)、竹内とき江(明るい老後を考える会)、浜京子(田園調布ボランティアセンター)、米澤宣子(LPCボランティアの会)
(d) ボランティア合唱
おたまじゃくしの会
LPCボランティアコーラスの会
e. 参加者    488人
[2] 講演会
 7月終わりから8月始めにかけて実施したアメリカの海外医療事情調査の報告をかねて、下記の通り講演会を開催した。
a. 開催日    10月23日
b. 会場     笹川記念会館 4階 会議室
c. テーマ    アメリカのホスピスとボランティア活動
d. プログラム  (a) 講演   アメリカのホスピスとボランティア活動
(日野原重明当財団理事長)
(b) ツアー報告 医師・ナース・ボランティアの立場から
e. 参加者    100名
(2) 各種ボランティア養成講座の実施
[1] ヘルス・ボランティア養成講座
◎開催状況  週1回、3ヶ月
a. 春期コース  4月10日〜7月10日、13回、延325人参加
b. 秋期コース  9月18日〜12月9日、12回、延190人参加
[2] ダイエト・ボランティア養成講座
◎ 開催状況  週1回、1ヶ月
a. 介護食コース 5月7日〜6月11日、6回、延78人参加
b. 基礎コース  5月20日〜6月24日、5回、延65人参加
[3] 血圧測定指導リーダー(師範)養成講座
◎ 開催状況  週1回、3ヶ月
 秋期コース  9月18日〜12月9日、14回、延154人参加
[4] 運動ボランティア養成講座
◎ 開催状況  週1回、3ヶ月
 春期コース  4月10日〜6月30日、11回、延93人参加
[5] パソコン・ボランティア養成講座
◎ 開催状況  週1回、3ヶ月
a. 春期コース  4月14日〜 6月30日、11回、延83人参加
b. 秋期コース  9月22日〜12月 1日、11回、延55人参加
[6] 病院ボランティア養成講座
◎ 開催状況
a. 第一期   6月29日〜 7月 3日、3回、延40人参加
b. 第二期   9月28日〜10月 2日、5回、延40人参加
c. 第三期  11月 9日〜11月13日、5回、延20人参加
(3) 地域社会におけるボランティア指導者の育成
 血圧測定ボランティア・リーダーの養成を通信講座で下記のように行った。
[1] 地区名、スクーリング実施日、養成者数:(一覧表別紙)
a. 中野市(長野県)  6月26〜27日、7月22〜23日、9月12〜13日
(参加者数:延172人)
b. 白浜町(千葉県)  9月25〜26目、10月21〜22日、11月27〜28日
(参加者数:延48人)
c. 庄川町(富山県)  10月12〜13日、11月11〜12日、1月23〜24日
(参加者数:延94人)
[2] 育成方法  通信教育と3回のスクーリング
(4) 海外研修調査
 海外研修調査を下記の通り実施した。
[1] 期間    1992年7月26日〜8月7日(10日間)
[2] 調査場所  北米地区
[3] 訪問先   a. ボストン
(a) Beth Israel Hospital
(b) Chilton House
(c) Hospice, Cambridge
(d) Mission Hill(AIDS Hospice)
(e) North Hill(Lifecare Facility, Needham)
(f) A Patient Home
(g) BI and Trinity Hospie
b. ニューヘブン
Connecticut Hospice
c. ニューヨーク
Memorial Sloan Kettering Cancer Center
[4] 派遣員   日野原 重明(当財団理事長)
本田 芳香(当財団クリニク看護婦)
[5] 期間    7月26日〜8月7日
[6] 調査内容  在宅ケア並びに病院・養護施設のボランティアの活動状況を調査し、ボランティアとの交歓
■事業の成果

医療の分野においては、医師・看護婦等医療専門職と患者及びその家族の間に立って多岐に亘るニーズを満たす役割が必要であり、広く保健・医療においてかかる役割を果たし得るボランティアの育成が本事業の目的である。
 よって、本事業により保健・医療におけるボランティアを育成指導し、多くのボランティアを実践の場に送り出してきたことは、わが国の保健・医療の充実に資するところ大なるものがあると思われる。





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