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■事業の内容

(1) 本会議の開催
開催場所  神戸国際会議場にて3会場を使用
開催時期  5月26日(日)〜30日(木)
参加者   国内 111名  海外 55名  計166名
(参加国数:19)
他に招待者 54名
(2) 招待講演者の招へい
・ 米国 ヒューストン大学
ミストリー教授
・ フィンランド 著名な客船設計者
レバンダール氏
の2氏を招へいした。
(3) 論文集の刊行
第1巻  論文数:42編18セッションに細分
頁数 :521
部数 :300
第2巻  遅れて到着の論文および各論文に対する討論等を収録
頁数 :162
部数 :300
(4) 組織委員会、実行委員会の開催
 組織委員会1回、実行委員会7回を開催し、本会議の企画、計画の承認、財務決算の承認等をおこなった。
■事業の成果

船舶・海洋システム設計に関する国際会議は、船舶や海洋構造物のように変動する技術、社会、経済、自然環境の下で課せられた使命を遂行するために稼動する巨大システムおよびこれらに関連のあるシステムの設計に際して、従来のアナリシス技術だけでは十分でないことの認識の上にたって、設計工学、システム工学等のシンセシス技術に関する科学的方法を積極的に導入するための方法論の討議により、この分野における学術的交流の推進および学問の発展を図ると同時に、このような巨大システムの設計をサイエンスの一分野として位置づけることを目的として発足した。
 船舶、海洋構造物の設計に関する方法論、技術を設計工学、システム工学等の専門的立場から討議する場としては、我が国では最初の国際会議であったが、この分野において我が国を初めとする欧米先進諸国および発展途上国を含め、19ヵ国から220名の参加者を得ることができた。
 船舶、海洋構造物の設計、建造に関して世界をリードする立場にある我が国における設計分野の国際会議として、この分野の先進諸国からだけではなく、発展途上国からの論文応募、参加者をも数多く得て開催できたことは、我が国の役割を果たす意味で大きな成果を上げることができたと思料される。





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