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■事業の内容

(1) ユーロポート'91展示会
[1] 名称    :EUROPORT'91-25th International Maritime Exhibiltion
[2] 会期    :平成3年11月12日〜11月16日(5日間)
[3] 開催場所  :オランダ王国、アムステルダム市
The RAI International Exhibition Centre
[4] 主催者   :RAI Gebouw B.V
[5] 展示面積  :300m2(総展示面積;約50,000m2〕
[6] 出品者数  :30社〔総出品者数;約1,600社/32カ国)
[7] 入場者数  :約42,000人
[8] 出品者   :a. スペース展示(14社)
伊吹工業(株)、神奈川機器工業(株)、川崎重工業(株)、三信船舶電具(株)、(株)シソコー、ダイハツディーゼル(株)、大洋電機(株)、(株)田邊空気機械製作所、中国塗料(株)、(株)浪速ポンプ製作所、西芝電機(株)、日本ドーバー(株)、富士貿易(株)、三菱化工機(株)
b. パネル展示(8社)
(株)サクション瓦斯機関製作所、ナガシマプロペラ(株)、新潟コンバーター(株)、(株)新潟鐵工所、日本エヤーブレーキ(株)、ボルカノ(株)、モリマシナリー(株)、ヤンマーディーゼル(株)
c. カタログ展示(8社)
(株)赤阪鐵工所、石川島播磨重工業(株)、(株)帝国機械製作所、ナガシマプロペラ(株)、新潟コンバーター(株)、(株)新潟鐵工所、阪神内燃機工業(株)、モリマシナリー(株)
[9] おもな出品物:各種舶用汽笛、ストレーナ、油圧監視装置、ディーゼルエンジンアナライザー、油圧モーター/ポンプ、レックスプロペラ(模型)、継手、サーチライト、信号灯、LNGポンプ、油圧駆動サブマージドカーゴポンプ、発電機(パネル)、配電盤(パネル)、モーター(パネル)、配電盤(パネル)、舶用空気圧縮機、船舶用塗料、渦巻ポンプ、データロガ、インバーターパネル制御モータ、油清浄磯、デカンター、テクノメーションパネル、船尾管ツール、ディーゼルエンジン(パネル)
[10] 派遣員   :安藤 久司(専務理事)
平成3年11月10日〜11月15日(6日間)
大内 信博(海外事業部部長代理)
平成3年11月 2日〜11月26日(25日間)
津谷 拓夫(海外調査部)
平成3年11月 3日〜11月22日(20日間)
[11] 報告書   :体裁 ;B5版、オフセット印刷
配布先;会員・賛助会員等 150部
[12] 委員会等  :展示部会  1回
出品者会議 1回
(2) 英文広報誌の刊行
[1] 名称   :JSMEA NEWS
[2] 仕様   :
a. 規格  :レターサイズ(280mm×215mm)
b. 頁数  :8頁
c. 発行回数:年4回
d. 発行部数:2,000部(1回)
e. 製本  :中綴
f. 色数  :2色
g. 用紙  :コート紙
[3] 内容   :
a. No.49(5月発行)
○ 超電導船「ヤマト1号」-21世紀の夢の船
○ 会員の製品紹介(7社)
○ 新東京都庁舎
b. No.50(8月発行)
○ 社団法人日本舶用工業会会長挨拶
○ 新生社団法人日本舶用工業会の概要
○ 会員の製品紹介(7社)
○ 「笹川良一ヤングリーダー奨学基金」の調印式に笹川会長が出席
○ 日本の国技「すもう」
c. No.51(11月発行)
○ ハイテク漁業調査船「開洋丸」
○ 会員の製品紹介(7社)
○ 東欧に調査視察団を派遣
d. No.52(2月発行)
○ 初の国産LNG船(SPB方式、アラスカ向け)
○ 会員の製品紹介(7社)
○ ユーロポート'91展示会に参加
○ シンガポール舶用機械技術セミナーの開催
○ 日韓舶用工業界交流懇談会の開催
[4] 配布先  :2,000部
a. 海外船主・造船所等(1,300部)
第一地帯        400部
第二地帯        300部
第三地帯        600部
b. 運輸省関係者駐在在外施設(540部)
第一地帯  ( 5施設)  150部
第二地帯  ( 3施設)   90部
第三地帯  (10施設)  300部
c. 国内(在日分館、会員、賛助会員等)160部
[5] 制作会社 :株式会社 東京ニュース通信社
[6] 委員会等 :英文広報誌編集部会 11回
■事業の成果

海外に対する広報宣伝の方法は種々あるが、国際展示会への参加は、直接実物を見せて、船主・造船所等海外顧客にその場で技術説明ができることや、海外顧客との親交を深める社交の場として利用できるという点で、非常に効果のある方法である。また、日本の舶用機械業界の現状や会員の新製品を掲載している英文広報誌を定期的に刊行し、海外の顧客にダイレクトメールする方法は展示会とは異って地域的・人的に限定されず幅広い海事関係者を対象にPRできる利点がある。
 このような利点を十分に活用し、当工業会では本事業である国際展示会への参加および英文広報誌の刊行を実施することにより海外向け広報活動を広範なものにし、今後、日本製舶用機械の優秀性、信頼性および知名度を高めると共に海外顧客との結びつきをより一層強固にし、さらに新たな顧客とのつながりを生み、また、未開拓市場の潜在需要をも喚起させ得ると予想される。
(1) ユーロポート'91展示会
 このユーロポート展示会は、世界各地で開催される造船・舶用機械の展示会としては歴史的にも規模の点でも世界最大級であり、また、各国の出品者が最も期待する展示会とされている。特に、今回は第25回の記念展示会(当工業会としては通算15回目の参加)および世界的に造船業が回腹していることも相俟って、前回(1989年)よりも他国のスタンドは、シンボルタワーは大仕掛けになっており、装飾物全体も非常に大きく、派手になっていた。事実、入場者数および出品者数も前回を大幅に上回っていた。
 当工業会スタンドは、前回に引き続きバーカウンター設置のオープンスタンド形式を基本として、300m2のスペースに12社のスペース展示、8社のパネル展示および8社のカタログ展示で展開した。バーカウンターを含めてのスタンド全体としてのデザインは、多くの入場者の好評を得た。
 当工業会のスタンドは、300m2と最近になく大きく展示スペースを取ったが、連日当工業会スタンドを訪れる入場者が多く、商談スペースが当初予想より手狭に感じた。
 当工業会のスタンドには、各国の船主、船員、造船関係者、学生等が訪れたが、機器の性能よりもメインテナンスに関心があった。入場者はみな見学というよりも、くまなく調査していくような真剣さがあり、実際に商談も多く成立(11機種)した。このことから、この展示会に参加したことによって、世界各国の船主、造船所等の関係者にPRするととも親交を深めることができ、多大なる効果をあげるものと信ずる。これにより、今後ますます日本製舶用機械の優秀性が認識されるとともに、単体および間接輸出が進展するものと思われる。
(2) 英文広報誌の刊行
 海外への広報宣伝の一方法として、本年度も英文広報誌を年4回刊行し、海外78ヵ国の船主および造船所等1,300ヵ所に幅広く配布した。また、運輸省関係者駐在在外施設18ヵ所に各30部を送付し、同施設への来訪者に配布したり、駐在員が出張の都度持参する等効果的な活用を行い、読者の拡大に努めた。このことから、同広報誌を継続的に刊行することによって、日本製舶用機械の優秀性・信頼性および知名度が海外ユーザーにより一層浸透したものと確信する。





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