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■事業の内容

(1) シンポジウムの開催
[1] 開催場所  財団法人 日本科学技術振興財団 科学技術館サイエンスホール
(千代田区北ノ丸公園2-1)
[2] 開催期間  平成2年6月14日(木) 9:30〜17:10
平成2年6月15日(金) 9:30〜17:25
(2日間)
[3] シンポジウムの内容及び論文数
a. 材料強度、耐久性及びその品質管理
(a) 高強度軽量コンクリートの耐久性に関する研究
(b) 特殊水中コンクリートについて
(c) 鋼と高強度軽量コンクリートからなるハイブリッド構造の耐凍害性に関する研究
(d) スタッドによる合成継手の強度
(e) PC鋼より線の応力腐食および腐食疲労強度特性
(f) 超音波画像によるコンクリートの欠陥探査
(g) PC鋼棒の応力による超音波伝播特性の変化
b. 浮遊式構造物
(a) PCハイブリッド構造物の設計・建造
(b) ハイブリッドバージの大型模型実験
(c) 鋼/コンクリート合成桁構造の強度特性
(d) コンクリート製バージの耐久性調査報告
c. 着底式構造物
(a) エアーローラーによる大型コンクリート構造物の陸上運搬方法
(b) コンクリート製海洋構造物の洋上接合工法
(c) 曳航中の重力式海洋構造物に作用する流体力および波浪強制力について
(d) 着底式海洋構造物の着底及び離脱時の挙動に関する実験
(e) 基礎と地盤との相互作用
(f) ハイブリッド沿岸構造物
d. 氷海向け構造物
(a) 北極海向け移動式人工島Super CIDSの建造
(b) サンドイッチ式コンポジット構造の強度特性
(c) PC耐氷壁の設計法
e. 耐震設計
(a) 海洋構造物の地震時滑動に関する実証的研究
(b) 浮遊式施設の地震時挙動
(c) 海洋構造物に作用する地震時動水圧
f. 設計指針
(a) PCバージ規準とコンクリート製海洋構造物設計指針
g. 総論
(a) コンクリート製海洋構造物の実現へ向けての研究課題
h. 特別講演
(a) 海上浮体施設整備事業の概要について
(b) 水産と海洋構造物
(c) 東京湾横断道路における海洋コンクリート構造物
(d) 海洋空間利用の現状と将来動向
[4] 参加者  延べ510名
(2) シンポジウム関係資料の作成
[1] パンフレット印刷  1,100部
[2] ポスター印刷     200部
[3] テキスト印刷     400部(A4判、オフセット印刷、252頁)
■事業の成果

昭和59年度から6か年にわたり実施した「海洋コンクリート構造物の設計・建造技術」についての研究成果を中心に、船舶技術研究所、各企業等において最近数年間に実施された主な研究成果を加えて作成したテキストをもとに2日間にわたるシンポジウムを開催した。
 シンポジウム開催に当っては、パンフレット及びポスターを作成し、日本全国の官庁・研究所・大学・企業あて送付し周知徹底を図った。その結果、全国から延べ510名の参加者があり、ウォーターフロント開発に従事するあるいは関心のある広範な研究者・技術者間の知識の交流・普及に多大の貢献をなし得たものと思われる。





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