
■事業の内容
(1) 第18回全日本空手道選手権大会の開催 [1] 日時 平成2年11月25日(日) [2] 場所 東京、日本武道館 [3] 参加者 役員、監督、コーチ、選手等 490名 [4] 内容 大会開催をより多くの人に知らしめ多くの観客の入場を得るため、電車内にポスター掲示と並行し鉄道主要駅構内にポスター掲出した効果があり入場者は9,000人を上廻った。また、会場整理に充分留意したためNHK放映時間帯も場内混雑がなく整然と大会が実施され観客に満足感を与える事が出来、大会が盛り上がった。 (2) 第10回世界空手道選手権大会の参加 [1] 日時 平成2年11月8日〜11月11日 [2] 場所 メキシコ市、ジュアン・デ・ラ・バレラ体育館 [3] 参加国、参加人員 53ヶ国、1,350名 (内、日本選手団 役員、審判員、コーチ、選手 計40名) [4] 内容 大会は隔年場所を変え実施されている世界最大の選手権大会であり、参加国は前大会より若干上廻る程度であったが、参加人員は前回より約300人の増加で各国共空手を重要なスポーツ種目として認識し始めている事が窺える。 (3) 第8回アジア太平洋空手道技術研修会の開催 [1] 日時 平成2年8月16日〜8月18日 [2] 場所 シンガポール市ブキット・メラーサフラ・クラブハウス [3] 参加国、参加人員 5ヶ国、112名(内 日本指導員(審判員)5名) [4] 内容 研修会参加者は全員極めて熱心に受講したが、まだまだレベルは低く今回のみの研修のみではとても合格点に達せず、今後機会をとらえ研修を重ねる必要がある。日本から指導員を派遣し彼等の技術向上の為に機会を与えた事に対し高く評価された。 (4) 選手強化練成 [1] 1990年度強化選手選考会 a. 日時 平成2年4月7日〜4月8日 b. 場所 東京郵政局体育館 c. 参加人員 委員、係員、ドクター、審判員 27名 選手 190名 計217名 d. 内容 全国各地から推薦された選手190名から男子36名、女子20名、計56名が1990年度強化選手に選抜された。 [2] 1990年度第1回選手強化合宿 a. 日時 平成2年5月18日〜5月20日 b. 場所 勝浦市、日本武道館研修センター c. 参加人員 委員/係員13名 選手54名 計67名 [3] 1990年度第2回選手強化合宿 a. 日時 平成2年6月22日〜6月24日 b. 場所 船橋市武道センター c. 参加人員 委員/係員9名 選手54名 計63名 [4] 1990年度第3回選手強化合宿 a. 日時 平成2年7月6日〜7月8日 b. 場所 福岡市立中央体育館及びスポーツクラブトゲザー c. 参加人員 委員/係員7名 選手39名 計46名 [5] 1990年度第4回選手強化合宿 a. 日時 平成2年9月28日〜9月30日 b. 場所 相模湖トリム研修センター c. 参加人員 委員/係員15名 選手54名 計69名 [6] 1990年度第5回選手強化合宿 a. 日時 平成2年10月27日〜10月28日 b. 場所 東京郵政局体育館 c. 参加人員 委員/係員10名 選手23名 計33名 [7] 1990年度第6回選手強化合宿 (a) 日時 平成3年2月23日〜2月24日 (b) 場所 東京郵政局体育館 (c) 参加人員 委員/係員24名 選手37名 計61名 [8] 選手強化練成内容 選手強化合宿は上記の如く夫々実施し、各合宿毎にテーマを決め選手強化にあたり其の成果は極めて顕著である。 (5) 2回全国高等学校、大学空手道指導者研修会の共催 [1] 日時 平成2年8月23日〜8月25日 [2] 場所 呉市スポーツ会館 [3] 参加人員 講師/係員13名、受講者69名 計82名 [4] 内容 各研修テーマは優秀選手育成のための最新情報を提供するものにて、受講者の既成概念を改善するために多大の成果があった。 大学高校の指導者が合同研修を行うことにより、指導理念及び指導法について活発な議論が行われ意思疎通がはかられた。 (6) 米国へ女子選手団派遣 [1] 日時 平成2年8月21日〜8月30日 [2] 場所 アメリカ国 シヤトル市 [3] 参加人員 監督1名 女子選手6名 計7名 [4] 内容 各選手が外人宅にホームステイし短期間であっても外人と起居をともにすることは、各人の人生経験を豊富にするもので、民族が異なり肌の色の違いはあっても人間性に変わりはない事を実感し得たものと思考され、外人に対する認識を少しでも深めておく事が今後外人との試合において効果を発揮するものと期待される。 (7) ヨーロッパ地域へ男子選手団派遣 [1] 日時 平成2年7月30日〜8月4日 [2] 場所 ドイツ国 ケンプテン市 州立空手道場 [3] 参加国、参加人員 日本 8名(監督1名、男子選手7名) ドイツ 11名 フランス 1名 計 20名 [4] 内容 海外における大会参加はそれなりに選手強化にプラスするが、今回の如く数日に亘り外国選手と合同強化合宿を行ったことは技術的にも精神的にも大きな成果があったものと判断される。特に英国、フランス等のコーチから直接ヨーロッパスタイルの空手の指導を受けることが出来たことは予想外の事で選手の技術向上に大きく寄与した。 (8) 中近東地域空手道技術研修会の開催 [1] 日時 平成2年6月4日〜6月13日 [2] 場所 クウェート国 クウェート市立体育館 [3] 参加国、参加人員 8ヶ国、89名 (内 日本;専務理事他役員審判員 計7名) [4] 内容 かねてより研修会開催の要望が寄せられていたが、今回漸く実現したものである。中近東地域の指導者はクウェートは比較的高い水準にあるが、其の他の国の参加者は指導を受けた経験のない者が大多数であり1回の研修会では到底無理で、今後機会をとらえ再度指導しレベルを引き上げる必要がある。 (9) 第1回福岡ワールドレディースカップの開催 [1] 日時 平成2年7月7日〜7月8日 [2] 場所 福岡市民体育館 [3] 参加国、参加人員 19ヶ国 287名 (内 日本選手団 役員/審判員/監督8名 選手15名 計23名) [4] 内容 従来から地域的に女子の大会は世界各地で実施されているが、女子のみの世界大会は今回が初めてであり、盛会裡に開催することが出来た。また、この女子世界大会を日本で実施した事は世界の空手界を常にリードしている日本の立場を更に強固なものにすると同時に、空手の世界的普及振興に寄与するところ極めて大である。
■事業の成果
平成2年度においては海外関係事業を幾つか実施したが、中でも世界大会参加、海外における指導者研修会実施、また選手強化のための海外合同合宿等、世界の平和が促進されつつある此の時期に空手を通しての海外との親善交流を積極的に推進した事は誠に時宜を得たものであり、空手技術の世界的向上に大きく貢献すると共に、空手の世界的普及発展に寄与する所極めて大なるものがあったと思料される。 また、国内において各種研修会を実施し、指導者の養成に努めたことは、空手道底辺の拡大に大いに寄与したものと思われる。
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