■事業の内容
(1) 少年消防の育成 [1] 備品等の製作配布 品名/数量/配付先 クラブ員章/140,000個/少年消防クラブに対し無償交付 クラブ員手帳/70,000冊/少年消防クラブに対し無償交付 制帽/10,000個/少年消防クラブに対し無償交付 制服/5,000着/少年消防クラブに対し無償交 [2] 地区大会の開催 開催場所 9地区 開催期間 各1日 大会内容 成果の発表、パレード等 参加人員 延べ 約19,600人 [3] 地区研修会の開催 開催場所 10地区 開催期間 各1日 研修内容 研修、体験発表等 参加人員 延べ 約11,890人 (2) 幼年消防の育成 [1] 備品等の製作配布 品名/数量/配付先 幼年法被/80,000着/幼年消防クラブに対し無償交付 ワッペン/350,000個/幼年消防クラブに対し無償交付 拍子木/5,000組/幼年消防クラブに対し無償交付 育成用物件/280組/幼年消防クラブに対し無償交付 [2] 幼年消防育成推進大会の開催 開催場所 2地区(郡山市及び鹿児島市) 開催期間 1日 大会内容 物件交付式(郡山市)、表彰式(鹿児島市)、防火演技 参加人員 幼年消防及びその指導者 延べ 約7,450人 [3] 幼年消防指導者研修会の開催 開催場所 東京都港区 開催期間 2日 研修内容 防火講演、活動報告等 参加人員 幼年消防クラブの指導者等 140人 [4] 幼年消防資料の作成 部数・規格 5,000部 A4版 1,000部 B5版 配付先 都道府県、都道府県幼少年婦人防火委員会、消防本部等 [5] 地区大会の開催 開催場所 30地区 開催期間 各1日 大会内容 講演、防火演技、防火パレード等 参加人員 延べ 約53,860人 (3) 婦人消防の育成 [1] 備品等の製作配付 品名/数量/配付先 婦防連合会旗/1本/県婦防連合会に対し、無償交付 [2] 婦人防火大会の開催 開催場所 2地区(岩手県滝沢村及び水戸市) 開催期間 各1日 大会内容 表彰式(岩手県滝沢村)、防火広報車贈呈式(水戸市) 防火演技等 参加人員 延べ 約6,970人 [3] 地区大会の開催 開催場所 19地区 開催期間 各1日 大会内容 防火講演、体験発表等 参加人員 延べ 約28,090人 [4] 指導者研修会の開催 開催場所 東京都港区 開催期間 2日 研修内容 防火講演 参加人員 都道府県婦人防火クラブ最高幹部 116人 [5] 地区研修会の開催 開催場所 19地区 開催期間 各1日 研修内容 防火講演、体験発表等 参加人員 延べ 約14,600人 [6] 婦防だよりの発行 部数・規格 11,000部 年4回発行、B5版 8ぺージ 配付先 都道府県、都道府県婦人防火連合会、消防本部等 [7] 都道府県婦人防火連合会の育成 対象 都道府県単位の婦人防火連合会(33県) [8] 全国婦人防火連合会の助成 事業内容 全国婦人防火連合会の役員会の開催等を行った。 (4) 防火管理者の育成 [1] 防火管理者講習会の開催 開催場所 21地区 開催期間 各1日 講習内容 防火管理者に対する上級講習・防火講演等 参加人員 延べ 約8,090人 (5) 自主防災組織の育成 [1] 地区大会の開催 開催場所 20地区 開催期間 各1日 大会内容 防火訓練、パレード等 参加人員 延べ 約63,330人 [2] 地区研修会の開催 開催場所 19地区 開催期間 各1日 研修内容 防火講演、防火演技等 参加人員 延べ 約35,170人 [3] 指導者研修会の開催 開催場所 3地区 開催期間 各1日 研修内容 防火講演、体験発表等 参加人員 延べ 約780人 (6) 防火広報活動のための機械整備等 [1] 防火広報車の配備 規格 放送設備、映写装置及び投光器積載 台数 20台(9人乗りマイクロバス、排気量2,000cc) 配付先 優秀な婦人防火クラブ又は防火委員会に交付 [2] 防火ビデオの製作配付 内容 防火クラブ全国大会ビデオ(30分もの) 4種 配付先 消防本部を通じて、防火クラブ等に配付 [3] 防火思想普及宣伝 実施内容 テレビ、ラジオのスポットCM及び避難場所標示板2,220本の掲出 実施期間 平成元年4月〜平成2年3月 [4] 日本防火通信の発行 部数・規格 11,000部×12月、B5版 12ぺージ 配付先 政府開係、都道府県、市町村、消防本部等に配付 (7) 防火組織の育成振興 [1] 都道府県幼少年婦人防火委員会の育成 対象 県防火委員会(45委員会) 事業内容 防火委員会が行う活動を助成 [2] 市町村少年婦人防火委員会の育成 対象 市町村防火委員会(612委員会) 事業内容 防火委員会が行う活動を助成 [3] 優良防火委員会の表彰 対象 都道府県防火委員会(4委員会) 市町村防火委員会(15委員会) 事業内容 優良防火委員会等に対し、記念品を贈呈した。
■事業の成果
依然として増加の傾向にある火災に対し、火災の発生の防止と生命及び財産の保全を図るため、従来から民間防火組織の育成と防火防災思想の啓蒙活動を柱とした本事業を実施しているが、事業の成果として、幼年消防等のクラブ員が380万人を突破し、ますます組織拡大が図られ、各種の広報活動と相まって、国民の防火防災に対する意識の高揚に、効果が上がってきつつある。 しかし、火災の概況を見ると、防火防災思想の普及啓蒙の国民に対する意識の浸透は、未だ充分とはいえず、当協会としては、これらの事業を更に推進して、我が国土を火災や災害から守り、国民皆防火、皆消防の実を挙げるために、これらの事業を更に積極的に推進して行く必要があるものと思われる。
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