日本財団 図書館


■事業の内容

A. 国際ワークショップの開催
第13回国際ワークショップを下記のとおり実施した。
開催日   8月9日、10日
開催場所  笹川記念会館
テーマ   音楽療法の理論と実際
講師    ドレーン・アレキサンダー女史(カピラノ大学音楽療法講師)
ジョアン・ブロデュア(ブリティシュ・コロンビア大学講師)
参加者   医師、看護婦、音楽療法土、その他  延393名
◎ 地方セミナー
1) 開催日   8月11日、12日
開催場所  ねむの木学園(掛川市)
テーマ   障害をもつ子供のための音楽療法の実際
参加人数  延120名
2) 開催日   8月13日
開催場所  福岡大博多ホール
テーマ   老人と音楽療法
参加人数  177名
B. 国際セミナーの開催
a. 北米、英国から4名の講師を招聘して、「第15回医療と教育に関する国際セミナー」を開催した。
テーマ   末期医療に於ける医学、看護のアートと宗教-より人間的な医療を求めて
開催日   9月1日、2日
開催場所  笹川記念会館国際ホール
b. 講師及び演題
(1) “ホスピスおよびホーム・ケアにおける社会心理的問題”
バリー・カシレス(ペンシルバニア大学医学部ホスピス部長)
(2) “医学と宗教”
ロバート・ローレンス(ハーバード大学医学部准教授)
(3) “イギリスにおけるホスピスの実情とその将来”
ブリジェット・ジェプソン(セント・キャサリン・ホスピス医療部長)
(4) “医学と人間”
リチャード・ゴールデン(アメリカ・オスラー協会会長)
(5) “日本における末期患者の宗教的援助について”
斎藤 武(財団法人ライフ プランニング センター カウンセラー)
中野東禅(曹洞宗教化研究所)
c. 分科討論会
◎ グループ1 「医学とヒューマニズムと宗教」
リーダー  R.ローレンス、R.ゴールデン
◎ グループ2 「末期患者のためのホーム・ケア」
リーダー  B.カシレス、B.ジェンプソン
 なおこの外に日本側の討論者として植村研一教授(浜松医科大学)他4名に医師、看護婦が参加した。
 参加者 医療・看護従事者、一般、その他  延932名
d. 地方セミナー
1) 新潟サテライト・シンポジウム
開催日      8月30日
開催場所     新潟大学医学部有壬記念館
講師および演題  [1] 医学と人間(R.ゴールデン)
[2] イギリスにおけるホスピスの実情とその将来
(B.ジェプソン)
[3] ホスピスおよびホーム・ケアにおける社会心理的問題(B.カシレス)
参加者      220名
2) 京都サテライト・シンポジウム
開催日      9月3日
開催場所     京都府医師会館
講師および演題  [1] 医学と宗教(R.ローレンス)
[2] イギリスにおけるホスピスの実情とその将来
(B.ジェプソン)
[3] ホスピスおよびホーム・ケアにおける社会心理的問題(B.カシレス)
参加者      143名
■事業の成果

予防的教育的医療を実践し、わが国に新しい医療システムを確立するためには、国際的視野に立って、医療と教育の問題を考える必要がある。本事業により海外のすぐれた医療研究者、実践家を招いて、その進んだ考え方、海外での医療の実情を紹介し、変化する医療と教育に対応するための情報を提供したことは、医療・福祉の増進に資するところ大なるものがある。





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION