日本財団 図書館

共通ヘッダを読みとばす


Top > 総記 > 一般論文・講演集 > 成果物情報

「海底観測ステーションシステムの研究開発」の報告書

 事業名 海底観測ステーションシステムの研究開発
 団体名 日本水路協会  


■事業の内容

(1) 精密距離測定装置の試作
 円筒型ステンレス製耐圧容器(直径175mm、長さ450mm)に送信回路、送波器を納めた重量約10kgの装置の設計・試作した。
 送波形式はバースト波、M系列波及びスイープ波の方式とした。
(2) 地殻上下変動観測装置の試作
 水晶式高精度圧力センサを調査し、パロサイエンティフィク社製モデル230Aを選定し、これに圧力を伝達するステンレス製ベローズを取付け、円筒型ステンレス製耐圧容器(直径165mm、長さ158mm、重量約7.5kg)に納めた装置を設計・試作した。
(3) 観測ステーションの試作
 上記(1)(2)の耐圧容器のほか
 (1)については送波器保護枠及び吊下げ金具
 (2)については差圧方式とするための重量1Okgの重錘及び取付枠1式を試作した。
(4) 基礎実験
[1] 水槽及び加圧試験
 (1)は水槽内深さ4m、距離3mに取付け、ハイドロホン(水中マイクロホン)により受波波形を計測器に接続し、観察を行い、記録するとともに解析を行った。
 (2)については
a. ステンレスベローズに加重をかけての伸びとセンサ出力の変化測定
b. 水深10mに担当する水圧下での加圧変化とセンサ出力の変化測定
の2種類の実験を行い、結果を記録し解析した。
[2] 浅海域における実験
 東京港内、海上保安庁拓洋岸壁付近の水深約6mにおいて、距離約200、400mで(1)の送信を行い、水槽実験と同様ハイドロホン、計測器による受信信号波形の観察を行い、記録した。
以上の結果
 (1)については、送波波形は設計通りであること、浅海域については、今後の解析及び来年度試作する装置による受信信号の処理結果を見ないと判断は不可能ではあるが、M系列信号もある程度、明瞭に認められ期待されることが判明した。
 (2)については、更に精密な試験を必要とするが、水深で1cm以下の分解能が得られる見込みである。

■事業の成果

深海底において、音波を使用して水平方向の距離測定を1cmの分解能で行うには特に受信波形の歪みの影響を軽減し、信号対雑音比をできるだけ高める必要がある。そこで、予め送信する理想的な送波波形を回路に記憶させておき、送信命令で発信する方式の送信器を試作した。
 また、この波形は単一パルス波のみでなく、幾つかのコード化されたパルス波形群及び中心周波数を30〜50KHzに変化させられるスイーズ式の3方式に切り替え可能とし、今後、試験の結果で選択できる機能を有している。
 上下方向については0〜1,500mの範囲を一度に測定範囲とせず重錘でバランスをとり一定深度を中心とした±10mを測定範囲とし、分解能を高めた差圧圧力センサーを試作した。
 水平方向及び上下方向とも来年度残りの部分の試作と改良を加え所期の目標に接近できる見込みを得た。





サイトに関するご意見・ご質問・お問合せ   サイトマップ   個人情報保護

日本財団会長笹川陽平ブログはこちら



ランキング
注目度とは?
成果物アクセスランキング
9,689位
(32,645成果物中)

成果物アクセス数
191

集計期間:成果物公開〜現在
更新日: 2020年10月24日

関連する他の成果物

1.「水深測量における動揺補正システムの研究開発」の報告書
  [ 同じカテゴリの成果物 ]


アンケートにご協力
御願いします

この成果物は
お役に立ちましたか?


とても役に立った
まあまあ
普通
いまいち
全く役に立たなかった


この成果物をどのような
目的でご覧になりましたか?


レポート等の作成の
参考資料として
研究の一助として
関係者として参照した
興味があったので
間違って辿り着いただけ


ご意見・ご感想

ここで入力されたご質問・資料請求には、ご回答できません。






その他・お問い合わせ
ご質問は こちら から