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■事業の内容

(1) 合気道演武大会の開催(第27回全日本合気道演武大会)
[1] 日時    平成元年5月27日(土) 12:00〜17:00
[2] 場所    東京 日本武道館
[3] 後援    文部省、東京都、(財)日本船舶振興会、他
[4] 出場者数  3,500名
[5] 師範者数  28名
[6] 観衆    12,000名
[7] 内容    基本技、応用技、護身技、武器技、模範演武
[8] 成果    本大会は日頃錬磨した合気道の精華を一堂に会して一般に公開披露する唯一の全国大会であり、盛況裡に終始し、合気道の普及振興に大きく寄与した。
(2) 合気道講習会の開催
[1] 北海道地区合気道講習会
a. 日時   平成元年10月28日〜10月29日
b. 場所   札幌市
c. 参加者  57名
d. 講師   藤田昌武
[2] 関東地区学生合気道連盟講習会
a. 日時   平成2年2月17日〜2月18日
b. 場所   勝浦市
c. 参加者  76名
d. 講師   増田誠寿郎、菅原繁
[3] 中部地区学生合気道連盟講習会
a. 日時   平成2年3月1日〜3月2日
b. 場所   伊勢市
c. 参加者  28名
d. 講師   遠藤征四郎、小林幸光
[4] 中・四国地区学生合気道連盟講習会
a. 日時   平成2年3月4日〜3月5日
b. 場所   広島市
c. 参加者  46名
d. 講師   宮本鶴蔵、金沢威
[5] 関西地区学生合気道連盟講習会
a. 日時   平成2年3月9日〜3月10日
b. 場所   大阪市
c. 参加者  39名
d. 講師関昭二、堀井悦二
 上記のとおり講習会を開催した。
 講習内容は講習会用テキストに基づき、講義と稽古指導による合宿形式により講習を実施し、所期の成果を収めた。
(3) 合気道巡回指導
[1] 国内巡回指導
 国内の各支部道場、大学合気道部等に本部より講師を派遣し、巡回指導を行った。
派遣回数   69回
派遣人員数  79名
[2] 海外巡回指導
a. 平成元年6月15日〜6月27日の間、植芝守央本部道場長を夏季講習開講師として米国サンディエゴ地区に派遣し、巡回指導を行った。
b. 平成元年7月24日〜8月14日の間、本部道場師範藤田昌武を夏季講習開講師として英国、及びオランダに派遣し、巡回指導を行った。
c. 平成元年11月13日〜11月22日の間、植芝守央本部道場長を夏季講習開講師としてニュージーランドに派遣し、巡回指導を行った。
d. 平成2年1月17日〜1月29日の間、合気道指導のため本部師範市橋紀彦、同指導員金沢威を東南アジア4ヶ国(フィリピン、インドネシア、シンガポール、台湾)に派遣し巡回指導を行った。
e. 平成2年2月7日〜2月17日の間、合気道指導のため本部師範安野正敏、同指導員栗林孝典を東南アジア3ヶ国(マレーシア、タイ、香港)に派遣し、巡回指導を行った。
 上記海外巡回指導においては合気道演武大会、講習会、稽古指導、昇段審査の他、国際交流親善にもつとめ、所期の成果を収めた。
(4) 合気道資料の作成
[1] 資料名  合気道のしおり
[2] 規格   B5版 28ぺージ
[3] 部数   3,000部
[4] 内容   合気道の概説
[5] 配布先  全国各支部、道場、大学合気道部に配布し合気道の普及振興に役立てた。
■事業の成果

合気道の修業は日常においては地味でありますが、全日本合気道演武大会の開催により、平素着実に積み上げた稽古の成果を一堂に会して広く内外に公開披露することにより、合気道の真価を顕現するとともに、合気道講習会を通じ、学生層に正しい合気道の理論と実技を体得させる一方、国内及び海外の各支部道場、大学合気道部等に対し巡回指導を行う等、きめ細かい活動を通じて合気道の普及振興につとめ、それぞれ所期の成果を収めた。
 また合気道のしおりを作成し、広く配布したことにより、合気道の普及振興に大いに役立つものと思われる。





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