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■事業の内容

(1) 組織委員会、実行委員会、幹事会の開催
 組織委員会、実行委員会および幹事会の各委員の委嘱を行い、組織委員会1回、実行委員会3回、幹事会8回(内4回は技術委員会と合同委員会)を開催し、会議の企画、計画の承認等を行った。
(2) 技術委員会の開催
 22名からなる国際技術委員会を組織し、内9名の国内委員による技術委員会を4回(いずれも幹事会と合同)を開催し、公募した論文アブストラクト審査要領の決定、採択、応募論文のトピックスヘの対応、執筆要領の作成等を行った。尚その間技術委員長が海外出張し、在外技術委員会委員の論文審査に関する意見の聴取を行った。
(3) 開催通知の印刷、配布
 論文募集、暫定プログラムおよびプログラムの印刷、配布を行って参加を求めた。
(4) 論文公募審査、論文集の編集
 論文公募、技術委員会による審査および論文集の編集作業迄を終了した。
(5) 本会議の準備
 会議日程の検討、会場との打合せ等を行った。
(6) 国際連絡調整・打合せ
 野本技術委員長を米・欧に派遣し、在外技術委員会委員の論文審査に関する意見の調整を行った。
 また本会議へのIMO関係者の招聘に関し下準備を行った。
■事業の成果

操船シミュレータ国際会議(IMSF)は、操船シミュレータを用いて、運航安全の向上という立場から、船舶の操縦性能、操船者の制御能力、港湾水路等の運航環境に関する諸問題を検討している。また船舶操縦性国際会議(ICSM)は国際海事機関IMOが、船が確保すべき操縦性能に基準を設定する方向で審議を進めつつあるが、学術的な立場から討議の場を提供する。
 したがってこの2つの会議を合同会議の形で日本で開催することは、多くの課題が共通するので、大変期待されている。
 本会議の開催により、わが国の造船および関連技術の向上発展に資すること大であり、海外の有力研究者・技術者にわが国の若い研究者・技術者が直接親しく接する絶好の機会を得ることができる。





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