日本財団 図書館


■事業の内容

[1] 内容   自然観察誌「採集と飼育」の刊行
 自然のなりたちやしくみなどの解説、観察と実験の記録、見近な動植物、地学などの研究情報等、専門研究者等の執筆による特集記事を多くとりあげ、自然科学の知識ことに生物学に関心のある人や小、中高校の理科教師に興味ある内容とした。
 なお、創刊50周年を記念して、「今、自然を考える」をテーマにした本誌掲載のための座談会の開催をはじめ、「昭和天皇を偲ぶ」をテーマにした増頁号の小特集を刊行するとともに自然科学研究等の利便を図るための本誌全50巻総索引システム及びデータベースを製作した。
[2] 規格   造本体裁:B5判/各号46頁(表紙・口絵4色6頁、本文1色刷40頁。ただし、平成元年1月号は、カラー頁を2増頁とし、3月号は、「昭和天皇を偲ぶ」をテーマにした小特集を刊行したため、本文8頁を増頁号とし、総頁54頁とした。)
[3] 数量   各月1号300部、年間計3,600部
[4] 配布先  皇室、文部省ほか    24部
国公立教育センター   48部
国公立図書館      58部
国公立博物館ほか    67部
大英博物館ほか      6部
関係研究者、団体ほか  97部
合計          300部
■事業の成果

本事業における自然観察誌「採集と飼育」の刊行は、昭和51年度から継続して事業実施し、平成元年1月をもって創刊50周年を迎えた。
 本年度における本誌は、専門学者及び研究者の執筆による特集記事の掲載に力点をおき、社会教育の指導者、学校教育の教師等のため、特に教育現場で役立つ指導資料とし企画構成して刊行した。
 よって、本事業の実施による動植物、地質などの観察、研究並びに生物学の進歩などを紹介したことにより、教育者、一般研究者などの便益に供し、かつ理科教育の一助となし、自然科学の基礎研究及び知識普及の役割を果すため、生物学側研究所をはじめ、国公立図書館、科学教育センター、博物館、動植物園等へ配布した。
 また、少年少女、一般に対して、自然科学研究の重要性を認識させるなど我国の次世代を担う後継者の育成に果す役割は大きく、もって自然科学の基礎知識の普及が図られ、一般に広く科学知識普及に寄与するものと思われる。





日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION