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「中型船の近代的設計・工作に関する研究」の報告書

 事業名 中型船の近代的設計・工作に関する研究
 団体名 日本中小型造船工業会 注目度注目度5


■事業の内容

(1) 設計一貫システム開発
[1] ファイルプログラム作成
 ファイルデータのテープへの吸い上げ及びテープからファイルへの読み出しを行ったり、ファイル内のデータを整理、編集、消去、複写等を行ったりすることができるシステムファイルの管理を行うプログラムを作成した。
[2] データベース検索プログラム作成
 設計に必要なL、B、D、d、DW、LW、CB等の諸数値のデータを蓄積、検索するプログラムを作成した。
[3] 作画プログラム作成
 設計一貫システムの一行程として諸性能計算のベースとなる重量分布等を知るための概略一般配置図を作画するプログラムを作成した。
[4] 諸性能計算プログラム作成
a. 数値理論に基づく船型改良計算プログラム作成
 Frライン形状を数値的に解析して船体抵抗の大小を相対的に計算することができる粘性を考慮した流線計算及び圧力計算をするプログラムを作成した。
b. 重量重心トリム計算プログラム作成
 初期設計段階に船の積付状態を設定して重量重心トリム計算を行うプログラムを作成した。
c. 既存プログラム再編成
 設計一貫システムに既に作成されていた静水中縦強度計算プログラム及び馬力推定プログラムを組み込むため各プログラムのI/Oの再編成を行った。
[5] データベースの作成
 中型コンテナ船(950TEU)の高性能と考えられる船型を検討し、線図を作成するとともに概略設計を行い設計上のデータを採取した。
[6] データベース作成のための水槽試験
a. 流線及び伴流計測試験
 貨物船2隻、漁船2隻及びコンテナ船1隻の流線及び伴流計測試験を実施し、データを採取した。
b. 自航・抵抗試験
 中型コンテナ船(950TEU)の自航・抵抗試験(2状態)を実施し、データを採取した。
(2) 講習会開催
[1] 開催場所  高松、広島及び門司
[2] 開催期間  各1日
[3] 講習内容  船体運動性能計算プログラムの理論と応用
[4] 講師    専門家及び学識経験者  2名
[5] 参加者   各約25名
■事業の成果

3カ年継続事業の初年度は、一貫システムが設計条件を基に基本計画から基本設計まで連動しながら流れるようにシステムの概念設計を行う等基礎的事項について詳細検討を行い一貫システムの全体像を明確にし、3カ年の作業計画の大綱を作成することができた。そして作業計画に従って管理プログラム等、新規に作成を要するプログラム及び当会会員会社が自社データで追加入力、修正等が行えるサンプルデータベースを作成した。
 第2年度の62年度は本システムの完成のために必要な演算機能付与について多くの成果を得ることができた。
 即ち、1万隻分の設計諸データを入力したり検索したりすることができるファイルプログラム及びデータベース検索プログラム、通常船舶算法に加えて航海吃水及びトリムを指定して搭載可能貨物重量を計算することができる重量重心トリム計算プログラム、船体抵抗を定性的に判別することができる数値理論に基づく船型改良計算プログラムを作成するとともにサンプルデータベースの入力データ採取のための試設計船の水槽試験実施、船型資料の収集、整理解析等を、また既存プログラムを本システムになじむよう見直し改造を行い第2年度までの設計一貫システム開発を達成することができた。
 さらに講習会を開催したことにより、今後、設計段階で必要となる船舶の操縦性能計算、航跡作画等が容易となり設計技術の向上に寄与するところ大なるものがある。





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更新日: 2020年7月4日

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