■事業の内容
(1) 人口と開発に関する出版物 [1] 名称 日本の人口と農業開発 [2] 規格 B5版 800部 [3] 内容 現在、アジア諸国の農村人口は60〜80%である。人口政策と農村・農業開発政策は、アジアにおける途上国の国策の中心的課題である。そこで、それらの国々にとって役立つ日本の経験として、日本の明治以降の人口の推移及び農業開発の状況についてまとめた。 [4] 配布先 日本語版-日本政府関係省庁 100部 専門機関・専門家 200部 研究会 100部 英語版-アジア諸国政府・議員グループ 250部 国連等機関 100部 訪日専門家 50部 (2) スライド制作 [1] 名称 日本の人口移動と経済発展 [2] 規格 72コマ、カラー・白黒25分 合計14本 日本語版 2本 英語版 8本 中国語版 2本 インドネシア語版 2本 [3] 内容 わが国の戦前・戦後の人口移動と経済発展について総合的に描いた。わが国の人口移動は、明治時代北海道開拓にはじまり、人口の分布も過去大きな変化がみられた。 一方、経済の発展における成長要因も、年々変化を示している。例えば、戦後の石炭産業から石油へのエネルギー革命により、日本の産業構造も大きく変化した。さらに、農業においても機械化により、省力化がなされた。 [4] 配布先 アジア国会議員グループメンバー (英語版7本、中国語版1本、インドネシア語版1本) 法人貸出用 (日本語版2本、英語版1本、中国語版1本、インドネシア語版1本) (3) 人口と開発関係資料収集・提供 [1] 名称 ネパールの人口・開発・環境 [2] 規格 B5版 400部 [3] 内容 ネパールについての人口動態、自然環境・自然保全、地場産業、開発のあり方、国際協力のあり方を中心にまとめた。 さらに教育、貿易などの指標についてのデータも分析した。 [4] 配布先 日本語版-日本政府関係省庁 50部 専門機関・専門家 100部 研究会 50部 英語版-アジア諸国政府・議員グループ 100部 国連等機関 50部 訪日専門家 50部
■事業の成果
今日のわが国は、先進国の一員としてアジアをはじめとする開発途上国の注目をあびている。 特に、わが国の急速な出生率低下、都市・農村開発の経験事例では、開発途上国の求めているものである。同時に、開発途上国が人口と開発分野で推進している諸事業についての情報交換も広く求められている。 これらわが国の経験事例及び開発途上国の現状等について、本事業により出版物、スライド及びレポートを制作したことは、アジア諸国等の社会開発と経済発展に寄与し、アジアにおける福祉の向上と平和の確立及びわが国の国際協力の推進に資するところ大なるものがある。
|
|